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■スイカの初出荷に向けて食味検査

 JA熊本市北部地区管内で4月1日、今年産スイカの出荷に向けて出荷査定会が行われました。生産者、JA関係者、市場が集まり、糖度・食味の確認を行い、気温や日照の動向を見合わせ初出荷日を決めました。
 今年産は、12月から1月中旬にかけて天候の影響で生育が悪かったが、1月中旬からは着果・生育・交配は順調で病気も少ない状況。初出荷日は3日に400玉出荷する予定です。出荷が始まりピークを迎える前の9日に、部会全体で査定会を行います。「生産者とJA、市場が一体となり連携を取ることが売上アップにつながる」とJA熊本市園芸部会北部支部の中山宏樹部会長は話します。
 いつ食べても美味しい食味の安定したスイカを出荷していくため、部会では部会員全員が収穫の目印に着果棒を使用。直径が7センチになったときに着果棒をたてることで、収穫までの日数を正確に把握し、内容の均一化、秀品率の向上につなげています。
 同部会は生産農家204戸が130㌶で栽培。品種は大玉スイカ「春のだんらん」「恋あかり」と小玉スイカ「ひとりじめボンボン」の3品種。今年産出荷量は4800㌧を計画。主に関東や関西、中国、九州、東北地方に出荷します。

出荷を控え、今年産の糖度・品質を確認する部会員ら(4月1日)