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■早生レンコン出荷開始

 全国に先駆けて、熊本市西区沖新町でレンコンの出荷が開始しました。JA熊本市高砂蓮根部会は5月12日、生産者の圃場で規格査定会を開き、出荷規格や選別の厳守などを申し合わせました。
 初日は、「泥つき」79ケース(1ケース2㌔)を中京や中国、九州地方に、「洗い」39ケース(1ケース2㌔)を関東に出荷。部会では消費地の嗜好に合わせて、「泥つき」「洗い」に分けて出荷しています。「洗い」レンコンは鮮度を保つため保水シートで包み、蓮の葉を添えます。本格的な出荷は25日から始まります。
 部会では28人の生産者が約40㌶で栽培。部会長の緒方佐俊さん(54)は「温暖の差の影響で生育遅れが見られたが、品質は平年並みに仕上がっている。是非食べて頂きたい」と話します。早朝から収穫し空輸やトラック便で翌日には市場に届くようにしており、鮮度の高いものを提供。消費拡大に向け、今年は関東や地元での出荷会議を開催します。
 ビニールハウスで促成栽培する早生レンコンは、みずみずしさとサクサクの食感が特徴。熊本市は日本一の地下水都市でもあり、豊かな水環境で育ちます。7月上旬から収穫が始まる露地物と合わせて今年産出荷量を約230㌧(前年同)と計画。早生レンコンの出荷は8月上旬まで続きます。

早朝からレンコンを収穫する生産者ら(5月12日、熊本市西区沖新町で)