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web版「Window」

JA熊本市の最新情報をお届けしている広報誌「Window」。
ぜひ皆様のご意見をコチラからお寄せください。
また、毎号掲載しているバラエティクイズのご応募もコチラから。
応募は
(1)クイズの回答
(2)ホームページ、広報誌の感想
(3)身近な疑問
(4)JAへの要望
をお書き添えの上、発行翌月15日までお送りください。
抽選で5名の方に粗品を進呈いたします。
尚、お預かりしました個人情報は目的以外の用途には使用いたしません。

 
 

No.113 2011年5月号

 
輸入関税がゼロ 日本農業は壊滅的
スイカ・メロンの次世代型選果施設が完成
ニュース&トピックス・各種催し物
情報活用塾
女性部・青壮年部情報
JAからのお知らせ
平成23年度新入職員紹介
あぐりキッズスクール第7期生募集!
クイズ/表紙紹介
   

 

瓜類の供給拠点 次世代型施設稼動開始

 JA熊本市北部選果場次世代型選果施設が完成し4月11日、同市硯川町の現地で竣工式が行われました。管内の北部地区を中心に生産される「夢未来」ブランドのスイカやメロンなどの選果に活用します。
 農家の負担軽減や品質管理向上のため、昨年12月に選果機の改修工事を開始。今年産の出荷に合わせ5日から稼動しており、年間約6100㌧の瓜類を選果します。鉄骨平屋一部2階建ての延べ面積は約4600平方㍍。サウンドセンサーと光センサーを複合した空洞検査装置や、選果監視機能により設定した等階級に振り分けるランダム型自動箱詰装置を新たに導入。品質の安定性向上と人件費削減につなげます。
 また、近遠赤外線透過光式の内部品位センサーは1時間に3600玉の糖度や熟度を判定し、1日の選果処理能力は3万玉強。国と市の助成を受け、総事業費6億1800万円で整備しました。
 式典にはJAや園芸部会役員、施工業者ら約50人が出席。JAの村上一也組合長は「選果の高度化・効率化を実現した国内有数の施設を活用し、安全・安心な瓜類を安定供給する拠点として消費者のニーズに対応していきたい」と話しました。

 
JAの村上組合長(中央)と今井厚雄園芸部会長(左)らによる選果ライン始動式
 
側面全周画像選別装置
糖度や熟度を判定する内部品位センサー
 
神事式で低頭して祈願する関係者ら

 

花に気持ち込めて

 熊本市の西里小学校で3月15日、6年生74人がフラワーアレンジメントを体験しました。卒業を間近に控えた児童たちは、感謝の気持ちを込めて父母らに贈ります。
 トルコギキョウの知名度を向上し消費拡大につなげようと、JA熊本市トルコギキョウ部会が毎年開催。今年はJA熊本市西部花卉部会も特別協賛しブプレウルムを提供しました。
 部会長の原口和大さんがトルコギキョウの生産概況を説明。生花店を営む同小卒業生らを講師に招き、児童たちは生産者と一緒に作業しました。彩りやバランスなどを考えながら、環境に配慮し牛乳パックに入れたオアシスにアレンジしました。初めて体験した西本圭佑君は「『ありがとう』の気持ちを込めた。喜んでもらえるとうれしい」と話していました。
 部会は平均年齢36歳の4人で構成。10月から翌年6月まで年間70万本を生産する一大産地を形成しています。原口さんは「多様な品種や日持ちの良さなどトルコギキョウの優れた特徴を多くの消費者に知ってもらいたい」と話しました。

 
生産者(右)とフラワーアレンジメントを楽しむ児童たち
 
JA熊本市トルコギキョウ部会の4人(後列)
 

 

朝市の新鮮野菜いかが

 農家が丹精して作った野菜や加工品などを自分たちで販売しようと、JA熊本市池上支店で4月2日、「西菜(さいさい)市」がオープンしました。初日は先着100人に地元沖新町の漁場で獲れる海苔や貝汁が振る舞われ、大勢の地域住民らでにぎわいました。
 会場にはキャベツや玉ネギ、ネーブルなど約60種類の取れたて野菜や柑橘類をはじめ、漬物や団子、花苗なども数多く並びました。切り花を購入した同市海路口町の美容師、中村育代さん(52)は「作った人から直接買えて安心感があり、野菜も安くて新鮮だからありがたい」と話していました。
 開店式にはJAや女性部の役員ら約90人が出席。地域の活性化と農業振興につなげたいと関係者は期待しています。西菜市はJA熊本市女性部の西部地区4支部(小島・池上・城山・中島)が運営。毎週土・日曜日に開催し、営業時間は午前8時から商品の完売まで。同女性部西部地区の牛嶋和代代表は「顔が見える農産物の販売で、生産者と消費者の交流の場として定着させたい」と張り切っています。問合せはJA西部支店、電話096(329)2626。

 
新鮮野菜や切り花などを買い求める地域住民ら
 
手作りみそや団子などの加工品も販売
 

 

被災地に果実や飲料送る

 JA熊本市柑橘部会は3月19日、東日本大震災の被災地に救援物資を送り出しました。物資はデコポン300箱(1箱10㌔)のほか、茶のペットボトル140箱(1箱24本)とミカンジュースなど19種類合計2万4720本。岩手県大船渡市の「夢未来みかん」販売店・㈱マイヤが三陸沿岸に展開する16店舗を通じ、避難所などの被災者に届けました。
 河内町のJA柑橘選果施設で開かれた出発式には、生産者やJA関係者ら約40人が参加。部会長の東紀巳雄さんが支援物資の目録を運転手に手渡し、被災地まで無事の搬送を託しました。車輌側面に「緊急支援物資」の横断幕を掲げた10㌧トラックを全員で見送りました。東部会長は「少しでも被災した人たちの役に立てればとの思い。1日でも早い復興を願いたい」と呼び掛けました。

 
救援物資を積んだトラックを見送るJA柑橘部会役員ら
 
 

 

組合員の期待に沿う職員に

 JA熊本市の入組式が4月1日、南熊本の本店で行われ、平成23年度の新入職員12人(男性7人・女性5人)が社会人としての一歩を踏み出しました。
 村上一也組合長が一人一人に辞令を手渡し、「農協は組合員で成り立つ組織であり、展開する事業も多岐にわたる。自分の行動に責任を持ち、組合員の皆様から信頼される職員になってほしい」と訓示しました。
 新職員を代表して岩崎航さん(18)が「初心を忘れずに、組合員の期待に沿う仕事が出来るよう日々努力してまいります」と誓いの言葉を述べました。

 
村上組合長の訓示を聞く新入職員ら
 
新入職員を代表して決意を述べる岩崎さん(前列中央)
集合写真