取材協力
元気いっぱいのスーパールーキー! 木下 大己さん
ビタミンC、食物繊維、クエン酸、抗ガン作用など、小さな実の中に、
栄養分をギッシリ詰め込んだミカン。
中でも、熊本市河内地区は「河内みかん」と呼ばれるほど、
全国でも有数のミカンの生産地なのです。
「今年は猛暑で量は少ないけど、台風の影響がなかったから例年以上に甘いですよ」
と話すのは、この春からミカン農園の4代目として働いている木下大己さん20歳。
ミカン畑で働く両親を見て育ち、いつの頃から自分が後を継がないと・・・と思い、農業高校へ進み県立農業大学へ進学しました。
大学では主にデコポンの栽培などを学び、ミカン栽培に活かしています。
「他の農作物と同様に、ミカンも天候に左右されやすく管理が大変。でも、夢はミカン御殿を建てることです!」
と、ミカンを摘みながら話す田中雄大さん21歳。田中さんもこの春から
両親と一緒に、ミカン作りに取り組んでいます。
2代目3代目と若手が後を継ぐ河内のミカン農家。
そのため、後継者の育成も兼ねて、ミカン生産者同志会の河内支部では、定期的に栽培方法や摘果講習、農薬講習などの
勉強会を行い、よりよいミカン作りに励んでいます。
ただ、若手生産者の悩みは、年々ミカンを食べてくれる人が減っていること。「ミカンには、ビタミンC の他にも、食物繊維や
クエン酸なども含まれています。疲れたな〜と思ったときに、2〜3個食べると元気になりますよ」と木下さん。
12月中頃までは早生ミカンの興津、それ以降は、普通ミカンの青島を中心に2月上旬頃まで、いろいろな品種のミカンが登場します。
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