春になると目にする“春キャベツ”春に収穫するから春キャベツ?
いつものキャベツと実は同じ?意外と知らない春キャベツ。
そんな春キャベツの秘密をキャベツ農家の三原さんに聞いてみました。
「春キャベツは、甘みがあり生で食べるのがオススメです。普通のキャベツは、食感があるので火を通す料理に向いています」。
熊本市西区でキャベツ農家を営んでいる三原信一さんが、家業のキャベツ栽培を手伝うようになったのは平成17年のことでした。
佐賀大学の農学部を卒業しすぐ就農。現在は両親と3人で、キャベツをメーンに、夏場はトマトや小松菜などの葉野菜、
シーズンごとに、ネギや小ネギ、ブロッコリー、ホーレンソウなどの葉野菜を栽培しています。
まるで野菜屋さんみたいな三原さんの畑ですが、昨年は、渡り鳥の被害でキャベツが全滅した悲劇もありました。
「美味しくなったぞ〜と思っていたらヒヨドリに食べられたり、鳥の糞が葉に付いて腐れたり…散々でした。
農業を始めて7年。初めての経験で目の前が真っ暗になりました。今はネットを張ったりして対策をしていますけどね」。
今年は? と尋ねると、「今年は鳥の被害はないですね。雨が少なくて心配していたけど、
順調に生育して美味しい春キャベツが収穫できていますよ」。
鳥も好む三原さんの春キャベツ。その秘密は、城山地区で取り組んでいるエコファームにあるようです。鶏糞を混ぜたりして
土地を肥やし農薬を少なくして育てているので、キャベツ本来の持つ甘みが出ているんです。
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