『大豆のちから』
昔から“畑のお肉”として親しまれている大豆。味噌や醤油など、
日本の料理には欠かせない食材ですが、最近注目を浴びている食材なんですよ♪
今回おじゃました大豆農家は、熊本市東区小峯で大豆を栽培されている岡松賢一さん(30歳)。
熊本学園大学を卒業後、他の職種に就職しつつも、農業の面白さにのめり込み、平成20年12月に就農を決意。
「両親の手伝いは小さい頃からしていましたが、本業にすることは考えていなかったですね」と話す賢一さん。
現在は、両親と一緒に約6haの農地で、米・麦と一緒に大豆を栽培しています。そのうち、大豆の農地は約2ha。
「先輩から受け継いだ農地もあるので、40ヵ所近くに点在していますけどね」。
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フクユタカの種、育てています。
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栽培している品種は、豆腐などの原料になる“フクユタカ”。賢一さんの家では、豆腐などの原料になる大豆ではなく、
その素となる種子用(主要農作物改良協会に出荷し、翌年の種となる)大豆を栽培しています。
「種子用として大豆を育てるのは大変」
と賢一さん。種子用は食用に比べ検査基
準が厳しく、何より見た目が大事!外観が美しい大豆に育て出荷させる事が第一なのだそうですが、大豆は米や麦に
比べて汚れやすい作物。草の汁や泥の汚れは一度付いたら落ちないのだとか。「水で洗っても落ちないので、常に畑に
雑草などがないか目を凝らしています。雨が続くと雑草もよく伸びるし、泥は跳ねるし、気が抜けないですよね」。
特に今年は、雨が多く日差しも強く雑草には好条件の天気。「夏場はほとんど草取りしていたんじゃないかな。
中間管理と収穫時の雑草は特に要注意だから」と笑って話してくれました。
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天気を味方につけて
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今後の夢は、天候や環境に合わせた大豆の栽培方法を見つけ出すこと!講習会などに参加して、天候を味方につけ、
いかに汚れないようにするか研究し、品質向上に力を尽くすそうです。
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