色鮮やかな紫と、みずみずしい緑のコントラストが綺麗な「水前寺菜」。
熊本市産の農作物や加工品を数多く取り揃えている、熊本市南区御幸笛田にある
JA熊本市農産物直売所(野菜類、加工品)の出品をしている森富美代さんを訪ねました。
熊本市南区御幸部でご主人と息子さん夫婦の4人で、低農薬・害虫予防にこだわりながら、
年間70から80品種の農産物を栽培している森富美代さん。
秋から冬にかけては、水前寺菜、春菊、山東菜、エンサイなどが出荷のシーズンを迎えます。
中でも、肥後野菜の一つ水前寺菜は森さんの力作。13年前に水前寺菜の栽培に着手。
美味しい水前寺菜を作る為に御船川(産地)に出向いて勉強したそうです。
「水前寺菜は手間がかかるけど、皆が美味しいと言ってくれるら・・・。」と森さん。毎日バケツ片手に、葉を1枚1枚確認し、
害虫がついた部分はハサミで切り取っているのだとか。2010年には、学校給食に水前寺菜を100キロ出荷しました。
今でも「現代農業」など専門誌を愛読し、毎日美味しい野菜を作る為に勉強に余念がない森さん。
「野菜を作るのは子供の頃から大好き。生きがいですね」
これからの目標は現状維持!様々な野菜を栽培し、その野菜を使ってお弁当や漬物を直売所やインショップに出すことです。
お客さんからの「待ってたのよー!」と言う声を励みに今日も早朝から頑張っています。
『丹精込めてます』
こだわりは、低農薬でキレイな野菜を作ること。葉物を中心に栽培するため害虫が多い。そこで森さんは、
白菜にはネットをかけ、農薬をあまり使わないようにしています。
水前寺菜は、葉の裏側の紫色を鮮やかにするため、害虫駆除とあわせて脇芽を剪定し、日光が当たるようにこまめに手入れ。
野菜を袋詰めする前にも流水で十分に土を落としてから詰めるよう心掛けています。
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