熊本市下硯川町の市立西里小学校の6年生62人が3月23日、翌日の卒業式を前に同小学校で、地元で栽培されているトルコギキョウの花を使ったフラワーアレンジメントに挑戦しました。感謝の気持ちを込めた自信作を、卒業式で父母らに贈ります。
トルコギキョウの認知度を高めて消費拡大につなげようと、JA熊本市トルコギキョウ部会が主催。熊本市農畜産物生産出荷協議会と県花き協会熊本市支部が共催しました。
同部会の原口和大部会長(37)がトルコギキョウの生産概況を説明の後、同市下通で生花店を営む同小卒業生の水上直美さん(40)らがフラワーアレンジメントを指導。花色の組合せや飾った際の見栄えなどを考えながら、児童らは部会員らと一緒に1本ずつ丁寧に花かごのオアシス(スポンジ台)にアレンジしていきました。
部会長の原口さんは「多様な品種数に加え、彩りの豪華さや日持ちの良さなど他の花にはないトルコギキョウの優れた特徴を多くの消費者に知ってもらいたい」と需要拡大に意欲を燃やします。熊本県は全国第2位の生産量を誇る中、平均年齢35歳の若い4人で構成する同部会は、10月から翌年6月まで年間約70万本を生産するトルコギキョウ産地を形成。特に、国内生産が減少する1〜2月の厳寒期に安定出荷のできる責任産地として、高品質生産に努めています。
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生産者(中央奥)に教わりながらフラワーアレンジを楽しむ児童ら |
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