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No.101 2009年5月号
「振り込め詐欺」被害防止で表彰
農林中央金庫熊本支店は4月15日、「振り込め詐欺」を未然に防いだ天明支店を同金庫で表彰し、同金庫の伊藤博通支店長が森義成天明支店長に表彰状を手渡しました。 事件が起きたのは3月6日。日頃の集金などで頻繁に会っている60代の顧客女性が窓口で1000万円を振り込もうとした際、慌てた様子や言動から不審に思った職員らが、手続きを見合わせるよう強く説得。その後、振込先の銀行口座が凍結されていることが判明。森支店長はじめ、松村次長、田添さん、井上さん、山田さんら職員の機転の利いた対応と、顧客との信頼関係により被害を未然に防ぐことができました。 天明支店はこの功績を称えられ、すでに熊本県警や横田健JA組合長からも表彰を受けています。
春キャベツ 出荷本番
春キャベツの出荷が本格化してきた3月31日、管内の西部地区では生産者が収穫や出荷作業に忙しさを増してきました。 JA熊本市キャベツ部会は、部会員70人が40㌶を栽培。全員がエコファーマー。主に県内や福岡・中国地方に出荷していますが、地元青果市場への出荷分は鮮度保持にこだわった冷蔵庫対応出荷で、品質管理を徹底しています。 部会長の礒野強奇さん(51)は、「減農薬・減化学肥料栽培で品質の均一化に努め、安全で食味の良いキャベツを消費者の元へ届けたい」と意気込みます。 昭和59年に国指定産地となった城山地域を中心に栽培される「春キャベツ」は、年間通じて店頭に並ぶキャベツの中で、最もみずみずしくやわらかいのが特徴。 今年産は、長雨による日照不足などで1週間程度生育の遅れが見られるものの、やわらかい食感とほんのり甘い特長の生きたキャベツに仕上がりました。 4月中旬から5月上旬が出荷のピークで、5月下旬まで部会全体で12万ケース(1ケース10㌔)を見込んでいます。
畜産農家と地域がふれあい
畜産への理解と地元畜産物の消費拡大を図ろうと、JA熊本市と熊本市でつくる熊本市農畜産物生産出荷協議会は3月22日、小山戸島支店で第4回畜産ふれあいまつりを開きました。 協議会会長の横田健JA組合長が「安全・安心・信頼を基に消費者と連携の取れる農業生産に努め、関係者が一丸となり取り組んでいこう」とあいさつ。JA熊本市畜産部会長の富永和隆さん(52)が「地域住民に畜産にふれ親しんでもらい、畜産農家と地域との交流を深めたい」と開催宣言しました。 会場では、管内で生産される野菜や牛・豚肉、自家製ソフトクリームなどが販売され、同支店酪農女性部から牛乳をベースにした「生キャラメル」の試食や400人分の「クリームシチュー」などが振る舞われました。 ポニー馬車乗車・子牛ふれあい体験や農畜産物重量当てクイズ、バーべキューコーナーなどさまざまな催しに、地域の子どもたちや家族連れなど多くの来場者でにぎわいました。
石破農相が視察に来訪
農畜産物の価格低迷や生産資材の高騰など農業を取り巻く環境は厳しい中、石破茂農林水産大臣が4月11日、会富町のJA熊本市野菜選果施設と河内町のJA熊本市夢未来柑橘選果場を視察に訪れました。自民党第二選挙区支部と熊本県農業者政治連盟熊本市支部の主催で、地元選出の林田彪衆院議員や野田毅衆院議員らも駆けつけました。 JAの組合員はじめ生産部会代表、青壮年部、女性部、JA役職員らが詰め掛けた選果施設と選果場では、石破農相がJA職員の案内で場内を視察しました。 生産者らを前にして、石破農相は「何が消費者の要望に合ったものなのか、どうすれば付加価値を上げ、どうすればコストを下げられるのかなど、生産者が努力することで手取り増につながるための支援を、生産者とともに全力を尽くしてまいりたい」などと呼び掛けました。 将来に亘って農業者、ことに若い農業者が志を高く意欲を持って農業経営に取り組んでいけるよう“食料の安定供給と再生産できる所得の確保”など、農家にとって喫緊な課題を記載した要望書を、横田組合長が大臣に手渡しました。
湖東支店事務所をリニューアル
湖東支店のリニューアルを祝して4月8日、同市沼山津で新装開店オープン式を開き、同支店の組合員や生産部会役員、JA役職員ら約70人が出席しました。 横田健組合長が、「組合員皆様の生産・生活の拠点であり、農協事業推進における重要な基地。皆様の一層のご尽力を」とあいさつ。中川有朋湖東支店担当理事が、「組合員の拠り所・ふれあいの場として、皆様の負託に応えられるよう努力してまいりたい」と続けました。 関係者らでテープカットし、新装開店を祝いました。 施設は、増改築後の事務所(408㎡)と新築の資材倉庫(66㎡)。支店南側には、駐車場(408㎡)を拡充しました。