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web版「Window」

JA熊本市の最新情報をお届けしている広報誌「Window」。
ぜひ皆様のご意見をコチラからお寄せください。
また、毎号掲載しているバラエティクイズのご応募もコチラから。
応募は
(1)クイズの回答
(2)ホームページ、広報誌の感想
(3)身近な疑問
(4)JAへの要望
をお書き添えの上、発行翌月15日までお送りください。
抽選で5名の方に粗品を進呈いたします。
尚、お預かりしました個人情報は目的以外の用途には使用いたしません。

 
 

No.104 2009年11月号

 
特集:進めよう!みんなのよい食プロジェクト
各部会の総会だより
ニュース&トピックス・各種催し物
情報活用塾
女性部・青壮年部情報
JAからのお知らせ
あぐりキッズスクール
お知らせ/クイズ
   

 

トピック1

部会設立で組織強化

 JA熊本市スティックセニョール研究会は9月2日、市内で会員や県・市の関係機関、JA関係者ら29人が出席し、熊本市農協スティックセニョール部会設立総会を開きました。
 同研究会の上村恒治会長が「燃油高や米価が下落する中での戦略的作物としての導入から2年。JA選果施設を拠点に関係機関と連携を取りながら所得向上に努めたい」とあいさつ。
 議事では、規約や事業計画など3議案を承認。役員選任で初代部会長には上村恒治さん(60)が選ばれました。
 研究会が発足した平成19年11月以降、生産農家は年々増え続け、これに比例して栽培面積も拡大。21年産は共販農家26戸が368㌃で作付けを計画。研究会発足時の作付面積(180㌃)から倍増しました。
 部会設立により、生産技術の向上や管内農産物のリレーセット販売などスケールメリットを生かして販売力を強化し、農家所得の向上を目指します。

 
部会長に就任しあいさつする上村さん
 
初年度の事業計画などを協議
 

 

トピック2

5部門でGチャンプ JA畜産品評会

JA熊本市は9月25日、上益城郡益城町のJA畜産センターで第23回JA畜産品評会(種畜など5部門)を開きました。18日に行った肉牛部門に続き、この日は生産者、県・市、JA関係者ら約180人が参加。
 品評会会長の村上一也JA組合長が「丹精込めて育てられた家畜を多数出品いただいた。畜産経営の発展に向け、関係機関とJAが一体となって取り組んでいきたい」とあいさつ。
 審査は、種馬(4頭)・乳用種牛(28頭)・肉用種牛(8頭)・飼料作物(12点)・堆肥(16点)の5部門で行われ、家畜の体積や品位、歩様などを県や関連団体の技術者らが厳正に審査しました。
 審査報告では、審査長で熊本県農業研究センター畜産研究所の稲葉孝二所長が「各クラスとも発育良好で、手入れの行き届いたバランスの良い家畜が多かった」などと総括。乳用種牛の部でグランドチャンピオンに輝いた小嶺篤さん(41)は、「受賞は大変うれしい。今後の畜産経営で励みになる」と喜びの感想を話しました。
 そのほかのグランドチャンピオンは次の通り。
 ▽種馬の部=古閑靖将、▽肉用種牛の部=上野勝、▽堆肥の部=中村栄作、▽飼料作物の部=米野博明、▽肉牛の部=田端幸治

 
Gチャンプに輝いたドリームタウンルディーバリアント
 
 

 

トピック3

高品質ミカン「肥のあかり」初出荷

 熊本市河内町のJA熊本市夢未来柑橘選果場で9月15日、県独自品種の極早生温州ミカン「肥のあかり」の選果が始まりました。初売りは17日で、初日は43㌧を選果し、主に関東の市場を中心に初出荷しました。
 「肥のあかり」は極早生の中で最も収穫が早い露地物で、糖度10以上クエン酸1%以下の厳しい基準をクリアした高品質ミカン。皮が黄色に色づく前に糖度が上がるため、果肉は鮮やかなオレンジ色で完熟し、9月中旬に出荷できるのが特徴。今年はJA管内で450㌧の出荷を見込んでおり、販売は10月2日まで。
 JA熊本市柑橘部会では今の時期に出荷できる唯一の品種として期待も大きく、流通企画部長の坂口浩一さん(46)は「『肥のあかり』はマルチ被覆率100%の糖度を厳選したミカン。自信をもって送り出せる商品」と出荷前の意気込みを話しました。

 
選果初日の朝礼であいさつする津田部会長(左)
 
果皮は全体的に緑色だが中の果肉は鮮やかなオレンジ色の「肥のあかり」
 

 

トピック4

福祉をJA全体で考える

 JA熊本市は9月3日、市内で第3回福祉フォーラムを開き、組合員はじめJA関係者ら約160人が福祉について考えました。
 村上一也JA組合長が「福祉事業についてはJA全体で取り組むべく、役職員一体となって取り組みを強化したい」とあいさつ。共催した同JA助け合いの会の吉住一子会長も「高齢者をいかに支援していくかが私たちに課せられた使命。地域に根ざした活動の展開で貢献していきたい」と続けました。
 地域ケアプラン研究所「海」の大石逸子代表は講演で、老化によるもの忘れと認知症との違いを特徴の比較で説明。「さまざまな症状を理解した上で、介護においては住み慣れた居場所や馴染みの人間関係など安心して暮らせる地域環境が重要」と周囲でのエピソードを事例として紹介。更に「この要素をもっているのがJA」とし、高齢社会におけるJAの役割を訴えました。
 大石代表を交え村上組合長や吉住会長ら7人で、「なぜJAが高齢者福祉に取り組まなければならないのか」と題しパネルディスカッション。今後ますます組合員の高齢化が進むJAの福祉事業に対する展開方策などで意見を交わしました。
 事例発表として、助け合いの会ミニデイグループ「白浜いちょう会(河内地区)」の会員ら4人が、日頃の活動内容や利用者の声などを紹介。
 アトラクションでは、7組のミニデイグループが唄や踊りなどを披露し、会場を盛り上げました。

 
活発な意見を交わしたパネルディスカッション
 
二岡の会(健康体操:「哀愁列車」)
 

 

トピック5

生徒が職場体験

 様々な体験を通して子どもの勤労観・職業観や豊かな心を育み、「生きる力」を育てる熊本市ナイストライ事業の一環で、熊本市小島の城西中学校の2年生87人が9月8〜10の3日間、製造・販売・公共施設など市内約30の事業所で学びました。
 江藤純麗さんと川辺真紀さんの2人は、JA熊本市女性部中島支部が取り組む手作り味噌の生産現場を訪れ、地元産大豆を原料にした味噌造りを体験。
 体験した2人は、「煮ただけの大豆がこんなに甘いとはびっくり。出来上がった味噌を食べてみたい」と初めての味に感動していました。
 生徒を受け入れた同支部の戸田陽子支部長は「何が原料でどのようにして出来るのかなど、体験を通して食に対する感謝の気持ちをもってもらえれば」と話しました。

 
大豆を機械でミンチ状にする生徒たち