JA熊本市は6月16日、第19回通常総代会を同市の崇城大学市民ホール(熊本市民会館)で開きました。総代534人(書面議決含む)が出席し、平成21年度事業報告や22年度事業計画、JA活動総合3カ年計画など7議案を可決、承認しました。
村上一也組合長が「地域や農業を取り巻く環境が大きく変動する中、組合員の生活の向上と組合員所得の最大化を実践するための地域農業の振興を最重要課題とし、役職員一丸となって取り組んでいきたい」とあいさつ。
平成21年度の決算概要は、事業総収益125億2100万円(前年比2.1%増)、経常利益7億1300万円(同11.0%増)、当期剰余金2億4900万円(同7.1%増)を計上。出資配当年1.0%は3年連続。
主要事業実績では販売品販売高が151億5700万円(同3.3%減)、購買品供給高83億6100万円(同3.5%増)、貯金期末残高1263億1800万円(同5.1%増)、貸出金期末残高494億6900万円(同0.7%増)、長期共済保有高6073億9800万円(同2.8%減)、長期共済新契約高524億8000万円(同0.8%増)。
平成22年度は協同組合活動の原点である組合員が主体の事業運営を確立するために、重点取り組みとして
1.組合員所得の向上を目指す営農指導・経営指導体制の整備
2.組合員との繋がりを強化するための出向く体制の整備
3.職員の資質と職務遂行能力を向上させる教育研修の実施
4.女性・次世代・担い手の組合への参加参画の促進による組織基盤の強化
5.組合員の負託に応えるための財務の健全化
を柱に掲げ、総事業量2563億8400万円の目標達成に向け取り組んでまいります。
【JA活動総合3カ年計画の構成】
1.地域農業振興計画
《農家所得の最大化を実現する地域農業の振興》
2.くらしの活動計画
《組合員・地域住民の生活の総合的な支援》
《高齢者福祉活動計画》
3.経営刷新計画
《協同を支えるJA経営の確立》
4.教育活動計画
《教育活動の強化と活力ある職場づくり》
5.総合財務・損益計画
《損益計画・人件費計画・固定比率計画》
【総代会出席状況】
総代総数・・・・・574人
本人出席・・・・・369人
委任状・・・・・・ 15人
書面議決・・・・・165人
欠席・・・・・・・ 25人
【総代会提出議案】
第1号議案 平成21年度事業報告及び剰余金処分案について
(報告事項)平成21年度貸借対照表、損益計算書、注記表及び附属明細書について
第2号議案 平成22年度事業計画及び関連事項について
第3号議案 定款の変更について
第4号議案 信用事業規程の改正について、農地保有合理化事業規程の廃止並びに農地利用集積円滑化事業規程の制定について、役員退職慰労金規程の改正について
第5号議案 組織整備について
第6号議案 JA活動総合3カ年計画の設定について
第7号議案 協同組合の役割発揮による農業・農村の活性化に関する特別決議について
附帯決議
報告事項1 JAバンク基本方針の変更について |