県内の優れた農業経営者らを顕彰する第51回県農業コンクール大会が2月3日、同市の熊本テルサで開かれました。県や農業団体などの主催で、今回は「経営体」「新人王」「食と農」の3部門に34個人・団体が参加。
新人王部門では、トルコギキョウを生産する原口和大さん(38)由美さん(37)夫妻が最高賞の秀賞(農林水産大臣賞も受賞)に選ばれました。原口さんは就農して5年目に野菜から花きに完全転換し、優れた栽培技術で安定出荷を実現。地域の小学校でフラワーアレンジメントを教えたり、老人ホームへの花束贈呈など社会貢献も活発に行っています。
式典には300人が出席。大会総裁の蒲島郁夫県知事らが「安全な農産物を求める消費者に応え、地域のリーダーとして熊本農業のブランド力を高めてほしい」などと祝辞を述べました。
JA管内のそのほかの受賞者は次のとおり
▽経営体部門(優良賞)=今井厚雄さん・美千代さん(スイカ・ニガウリ)
▽食と農部門(優良賞)=フレッシュ河内グループ・村上浮子会長(消費者向けミカンの花摘み体験や地元小学校との交流)
▽地域貢献賞=藤本照義さん【功績概要:JA熊本市園芸部会の役員を歴任。果樹や野菜の統一ブランド「夢未来くまもと」の確立に尽力】
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