JA熊本市北部選果場次世代型選果施設が完成し4月11日、同市硯川町の現地で竣工式が行われました。管内の北部地区を中心に生産される「夢未来」ブランドのスイカやメロンなどの選果に活用します。
農家の負担軽減や品質管理向上のため、昨年12月に選果機の改修工事を開始。今年産の出荷に合わせ5日から稼動しており、年間約6100㌧の瓜類を選果します。鉄骨平屋一部2階建ての延べ面積は約4600平方㍍。サウンドセンサーと光センサーを複合した空洞検査装置や、選果監視機能により設定した等階級に振り分けるランダム型自動箱詰装置を新たに導入。品質の安定性向上と人件費削減につなげます。
また、近遠赤外線透過光式の内部品位センサーは1時間に3600玉の糖度や熟度を判定し、1日の選果処理能力は3万玉強。国と市の助成を受け、総事業費6億1800万円で整備しました。
式典にはJAや園芸部会役員、施工業者ら約50人が出席。JAの村上一也組合長は「選果の高度化・効率化を実現した国内有数の施設を活用し、安全・安心な瓜類を安定供給する拠点として消費者のニーズに対応していきたい」と話しました。
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