JA熊本市柑橘部会は5月12日、第12回通常総会を同市河内町のJA夢未来柑橘選果場で開きました。部会員はじめ全国の取引市場14社、地元議員や行政、JA関係者ら約440人が出席。全国的に表年で生産量の増加が見込まれる平成23年産ミカンは、一層の高品質生産に努めて生果率を向上し「夢未来みかん」ブランドの確立を目指します。
重点対策として、生産量の安定や温暖化に対応した着色・品質管理の他、摘果・適期防除などの基本管理と適正着果による中玉生産、適期収穫の厳守に努め「天候に左右されないみかん作り」を実践します。
販売面では、同部会集荷企画部・女性部・青年部による消費地での宣伝販売などで産地の的確な情報を発信し、消費地の仲卸業者などを招いた産地交流会を通じ有利販売につなげます。
部会長の東紀巳雄さんは「東日本大震災に伴う被災者の支援に際してはご協力に感謝したい。『団結』を旗印に関係者が一丸となり、消費者が求めるミカンを作ろう」と呼び掛けました。議事では22年度事業報告や消費宣伝対策など7議案を承認。22年産ミカン優績生産者の表彰もありました。
◆柑橘部会表彰者
極早生の部=東哲治さん(尾跡支部)、早生の部=桝永洋二さん(塩屋支部)、尾崎の部=村上良一さん(岳支部)、普通の部=桝永築さん(塩屋支部)
◆特別表彰者
津田敬一さん(白浜支部)、上杉勝行さん(尾跡支部) |