1. トップページ
  2. 広報誌「Window」
web版「Window」

JA熊本市の最新情報をお届けしている広報誌「Window」。
ぜひ皆様のご意見をコチラからお寄せください。
また、毎号掲載しているバラエティクイズのご応募もコチラから。
応募は
(1)クイズの回答
(2)ホームページ、広報誌の感想
(3)身近な疑問
(4)JAへの要望
をお書き添えの上、発行翌月15日までお送りください。
抽選で5名の方に粗品を進呈いたします。
尚、お預かりしました個人情報は目的以外の用途には使用いたしません。

 
 

No.115 2011年9月号

 
JAグループ熊本の職員らが被災地で支援活動
ニュース&トピックス・各種催し物
女性部・青壮年部情報
情報活用塾
JAからのお知らせ
あぐりキッズスクール
お知らせ/クイズ/表紙紹介
   

 

トピック1

JAグループ熊本の職員らが被災地で支援活動

 今年3月11日に発生した未曾有の東日本大震災を受け、JAグループ熊本・東北地方太平洋沖地震災害支援対策本部は5月16日からJA県連合会とJA職員らで編成する支援隊を被災地に派遣し、復旧・復興活動に取り組んでいます。
 復興支援隊は第5陣からJA職員を新たに加えて編成。7月11日の熊本空港での出発式では、JA中央会の高木誠一さんが「JAグループ熊本としての自覚を持って、協同の精神を忘れず復興支援を行いたい」と決意表明。JA熊本市の豊住洋介さん(本店営農部)と喰田丈博さん(本店購買部)ら計11人(熊本市・たまな・鹿本・菊池が各2名、中央会・経済連・農林中金が各1名)は7月11日から15日までの5日間、岩手県のJAおおふなと管内でがれきの撤去作業などを精力的に行いました。

 【支援隊第5陣活動報告】
 JA熊本市営農部 豊住洋介さん
 7月11日から5日間、岩手県陸前高田市でJAグループ熊本支援隊の一員として支援活動に取り組みました。支援活動には7都道府県から100人が参加。11日夕方からミーティングが開かれ、岩手県の震災に伴う地震の概要・被害状況が報告されました。岩手県内3JAでは11支店が全壊、半壊浸水が4支店、カントリー等が被災。JA職員は11人死亡・行方不明2人、組合員に至っては調査中で、被害を受けた農地は725㌶。そのうち陸前高田市は383㌶が被災し県内で最も被害の大きい地区でした。12日から支援活動のため現場に出向くと、震災後報道等で見ていた場所を目の当たりにして想像を絶するものがありました。戦争を知らない私ですが、まさにそのような光景でぞっとしました。
 支援活動は各県分かれての作業で、農地に入っているがれきや用水路の土砂を取り除く作業などに取り組みました。津波により、U字溝の用水路はふさがり、水はけも悪く水分を含んでいたため作業は難航。スコップを使って汚泥を掘りあげ、溝をふさいでいた土砂をすべて取り除いた時は、大きな歓声が上がりました。今回の経験は大変でしたが、とても貴重な経験であり、今後にとって意味ある活動となりました。

 JA熊本市購買部 喰田丈博さん
 JAグループ熊本と全国のJAグループの総勢100人が7月11日から15日まで、岩手県陸前高田市で水路掃除やがれきの撤去作業を行いました。砂浜には高田松原と呼ばれる松原が広がる観光地ですが、今回の地震が引き起こした大津波によって市中心部は建物もろとも壊滅し、市の全世帯中7割以上が被害を受けました。映像でしか見ていなかった被災地は震災から4カ月経っており、大津波の被害のあった場所はほとんどが撤去され、がれきの山となっていました。
 支援隊の作業現場は大津波の影響を受けた水田で、がれきの撤去や海砂・土砂の除去作業を行いました。水田のほか用水路内も、海砂や土砂が1㍍以上溜まり水も流れない状態で、農作物の作付けは厳しい状況でした。作業は炎天下での過酷な状況でしたが、各県が一致団結し復旧に励みました。今後の復旧・復興、事業再開にはまだまだ時間と労力が必要な悲惨な状況だと感じました。一方、岩手県でも被災していない地域ではしっかり農業を頑張っています。今回、支援隊に参加し色々と経験させていただきました。今後は自分もいろんな形で助け合いの気持ちを持ち、業務にも生かし励んでいきたいと思います。

 
復旧作業にあたった支援隊第5陣の11人
 
陸前高田支店周辺の状況
用水路にたまった土砂の除去作業
 

 

トピック2

施設栽培の「幸水」出荷開始

 トンネル施設栽培のナシ「幸水」の出荷が7月23日、熊本市河内町のJA熊本市芳野梨選果場で始まりました。
 今年産は開花が平年より5日程度遅く小玉傾向ですが、果実内容や果皮色は良好。7月初旬以降の晴天もあり平均糖度は12と高く、多汁で軟らかい肉質に仕上がりました。生産者が収穫したナシは品質や大きさなどを選果員と機械で厳選。初日は200ケース(1ケース5㌔)を関東地方を中心に出荷しました。
 JA熊本市芳野梨部会は24戸の農家が8.7㌶で栽培。品種構成は「幸水」121㌃のほか「豊水」445㌃「新高」190㌃「あきづき」80㌃が中心で、今年から高糖度で酸味が少ない特性を持つ「秋麗」5㌃を導入しました。消費者により安全・安心な果実を届けようと全戸がエコファーマーを取得し、品質の良いナシの生産に取り組んでいます。
 部会長の上杉祐司さんは「今年は特に甘みが強い。環境に優しいエコ栽培で作るナシを多くの消費者に食べてもらいたい」と話します。出荷は品種ごとに異なる成熟期により11月中旬まで。今年産全体で123㌧の出荷販売を計画します。

 
「幸水」を手に「果実内容は上々」と上杉部会長
 
 

 

トピック3

“ゆるキャラ”シールで地サイダーPR

 消費者に親しまれる地サイダーを提供しようと、JA熊本市は県のPRキャラクター「くまモン」と市のキャラクター「ひごまる」をあしらったシールを新たに作成し、8月10日からボトルネックに付けて販売を始めました。
 市産の完熟梅「南高」を使った「熊本地サイダー南高梅」と、県産のデコポン果汁を絞った「熊本地サイダーデコポン」は同市の天然地下水を利用。シール1万5000枚は市の農商工連携委託事業を活用しました。
 10日は同市の鶴屋百貨店で始まった第39回くまもとの観光と特産品まつりで、買い物客にPR販売。会場には「くまモン」も登場し、大勢の客でにぎわいました。試飲した同市出水の徳永紀代さんは「梅が大好き。香りがさわやかでおいしい」と話していました。
 地サイダーは平成20年7月発売の「南高梅」に続き、23年3月からシリーズ第2弾の「デコポン」を商品化。今年度(4〜7月)の販売本数は合計4万8120本(前年同期比45%増)と好調です。価格はどちらも1本200円。県内の観光施設などで販売。問合せはJA営農部、℡096-372-6877。

 
熊本地サイダー「南高梅」(左)と同「デコポン」
 
買い物客に試飲を勧めPR
 

 

トピック4

花壇で“田植え”

 熊本市の白山小学校の5年生101人が6月24日、校庭の花壇で水稲の苗の植え付けを体験しました。米作りを通じて食料生産への理解を深めてもらおうと、JA熊本市が地域の小学校を対象に毎年行っています。
 児童らは先月下旬、育苗箱への土入れや種もみまきを体験。日当たりの良い場所で苗を育て、毎日の灌水作業などに取り組んできました。
 この日はJA営農指導員に植え方を教わりながら手植えに挑戦。事前にビニールシートを敷いて土と水をかきならしておいた花壇約30平方㍍に、児童らは耐暑性品種「くまさんの力」の苗を植えつけました。清水葵さんと西冨彩海さんは「実がたくさんなるとうれしい。自分たちで育てる稲の収穫が楽しみ」と話していました。
 無農薬栽培で除草などの管理を行い、10月中旬に稲刈りを予定。収穫後は手作業で籾殻を取り除き、玄米作りも体験する計画です。

 
苗を1株ずつ丁寧に植える児童ら
 
 

 

トピック5

総踊りで市民にアピール

 熊本市の第34回火の国まつりはメーンの「おてもやん総おどり」が8月6日に行われ、JA熊本市女性部と若手職員ら約100人は先頭に横断幕を掲げて沿道の市民らにアピールしました。「元気だ!くまもと」観光事業実行委員会主催で、64団体約5000人が参加。
 紅白のねじり鉢巻きをした女性部員らは、JAグループ熊本統一ブランドマークを胸に標した赤色のシャツなどで衣装を揃え、躍動感あふれる踊りを披露。詰め掛けた大勢の見物客の注目を浴びながら、同市中心部の電車通り(水道町―銀座通り)を練り歩きました。

 
北口女性部長を先頭に踊りを披露するJA熊本市女性部員ら
 
リズムに合わせて息の合った踊りでPR