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No.118 2012年3月号
優れた農業経営者らを表彰 県農業コンクール大会
優れた農業経営者らを顕彰する第52回県農業コンクール大会の表彰式が1月24日、熊本市の熊本テルサで開かれました。今回は「経営体」「新人王」「食と農」の3部門で34個人・団体の功績をたたえ、地域の農業振興に尽力した11人に地域貢献賞を贈りました。 県や農業団体などが主催し、式典には約300人が出席。知事代理の兵谷芳康副知事らが「地域のリーダーとして熊本農業のブランド力を高めてほしい」などと祝辞を述べました。 JA熊本市管内の受賞者は次のとおり。( )は功績概要。 ▽地域貢献賞=津田忠雄さん(JA熊本市柑橘部会の役員を歴任し、高糖度ミカンづくりを推進。地域の果樹後継者育成に尽力した) ▽新人王部門(優良賞)=宮本敬直さん・真理子さん(ナス栽培で経営の安定を図り、地域の若手後継者をまとめるリーダーとなった) ▽食と農部門(優良賞)=㈲秀明ナチュラルファーム熊本(後継者不在の農地を借入し、環境に優しい自然農法で生産した米を販売)
JA植木まつり開催
熊本に春の訪れを告げる第37回JA植木まつりが1月21日から30日間、合志市の県農業公園で開かれました。JA熊本経済連と県内11JA主催。 JA熊本市の開会式で、村上一也組合長と田中昭一樹芸部会長が「消費者との交流を通じて部会を一層盛り上げよう」とあいさつ。当JAは生産者28人が出品し、来場者とふれあいを深めました。 会場では庭木や花、鉢物など約120万点のほか、農産物や農産加工品などの特産品が即売されました。
ジャガイモ取れた
熊本市榎町の第2エンゼル保育園の園児25人が12月26日、近くの畑約12アールでジャガイモの収穫を体験しました。 地域の子どもたちに農業を楽しんでもらおうと、JA熊本市のいきいき農業塾で活動する女性グループ・健軍オリーブ会が企画。栽培の技術指導を行う同JA農業支援センター職員らも参加しました。 園児たちは会員らにスコップで土を掘り起こしてもらうと、両手を土の中に入れてジャガイモ探し。根元でつながったジャガイモを見つけると「あったー」、「すごーい」と歓声を上げていました。 ジャガイモは会員らが今年10月初旬に定植。堆肥を主体に無農薬で栽培し、生育を管理してきました。健軍オリーブ会副会長の野原妙子さんは「土に触れて収穫の喜びを感じてもらったり、食に感謝する心を育んでほしい」と話していました。
次世代育成し地域貢献も
JA熊本市女性部は2月1日、同市で第20回女性大会・家の光大会を開きました。女性部員や行政、JA関係者ら約1200人が参加し、「仲間とともに くらしと農業の未来を照らそう」などの大会スローガンを採択。体験発表のほか、歌の公演や各支部の出し物などを歓楽して交流を深めました。 家の光記事活用では藤富支部の田代ミツ子さんが発表。ボランティアグループ「さくらんぼ」で取り組む紙芝居を通じた地域の高齢者や子どもたちとの交流を披露しました。 組織活動を出水支部女性部長が発表し、学校給食への手作りみそ納入や児童の食育、ねんりんピック熊本大会での地場農産物料理の提供などを紹介。「『地産地消』や『食育』はもとより、地域貢献活動にも力を注ぎたい」などと語りました。 歌手を招いた公演では、地元熊本を思う話や、自身が作った楽曲などのギターの弾き語りに聞き入りました。会場内には各支部から出品された花や手芸品、農産物などが展示され、女性部員らの関心を集めていました。 被表彰支部は次の通り。 ◇事業優良部門 ▽金融=城山支部、▽共済=田迎支部、▽購買=上熊本支部、▽組織=中島支部 ◇家の光普及優良支部=河内支部、日吉第一支部、北部支部
ミカン狩り楽しい 〜あぐりキッズスクール〜
JA熊本市あぐりキッズスクールの児童53人が12月17日、河内町の有明オレンジ園でミカン狩りを体験。色づいた温州ミカンを、ハサミを使って丁寧に収穫しました。 全国有数の温州ミカン産地にある同JA柑橘選果施設も訪問。糖度と酸度を測る光センサーを備えた選果レーンや、果実に衝撃を与えない搬送システムなど最新設備を見学しました。画図小5年の赤星遼太郎君は「ミカンが品質や大きさで素早く分けられてすごいと思った」と話していました。 「ちゃぐりん」の時間では水稲とナスについて学習。米作り体験で圃場を管理してもらった生産者の河野大介さんの講話を聴きました。 JA女性部の指導でスクール生が手作りしていたみそも完成し、全員に1袋(800グラム)ずつ配布。昼食は旬の野菜を使った「のっぺ汁」や海苔巻きおにぎりを味わいました。