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No.119 2012年5月号
大玉ピーマン 出荷本番
大玉で肉厚なピーマン「エースピーマン」の収穫が、熊本市東部地区で順調に進んでいます。日照不足などで生育が遅れ気味ですが、生産者の栽培管理により品質は良好です。 4月に入り、中国地方を中心に1日に500ケース(1ケース4キロ)を出荷。天候や樹勢の安定で、5月の最盛期に向け出荷量も徐々に増える見通しです。 JA熊本市東部ピーマン部会の農家13戸が前年度と同じ4ヘクタールで栽培。昨年12月からの出荷は、7月上旬まで320トン(前年実績比3%増)を計画します。部会では、栽培講習や圃場での検討会などを通じて栽培技術を平準化。販売面では部会女性部を中心に、消費地での試食宣伝なども活発に行っています。 部会長の桝田輝彦さんは「国内で産地化しているところは珍しく、生産面はもとよりPRや消費拡大対策も強化したい」と話します。エースピーマンはビタミンA・Cや食物繊維を多く含み、ほんのりした甘みとシャキシャキの食感も売りです。
卒業生がフラワーアレンジ
西里小学校の6年生68人が3月19日、地元の花卉農家の指導によりフラワーアレンジメントを体験。卒業を間近に控えた児童らは、感謝の気持ちを込めた花束を父母らに贈りました。 トルコギキョウを身近に感じてもらおうと、JA熊本市トルコギキョウ部会が平成22年から毎年企画しています。 花の種類や栽培過程などを部会長の原口和大さんが写真を使って説明。その後、児童たちは同小を卒業した生花店主らを講師に、生産者と一緒に思い思いに制作しました。 母に贈るという酒井帆乃夏さんは「『ありがとう』の気持ちが伝わり、喜んでもらえるとうれしい」と笑顔で話しました。生産者4人の同部会は、1.7ヘクタールでトルコギキョウを栽培。昨年度は、関東や関西方面を中心に77万本を出荷しました。
アイデア野菜料理ずらり
熊本市特産の野菜を使った料理の出来栄えを競う第2回かんたん野菜料理コンテストが1月28日、同市月出の熊本県立大学で開かれ、素材を生かしたアイデア料理が出揃いました。 県内の主婦や学生らから募ったレシピ41点の中から審査を通過した9人が会場で調理。ナスやトマトなどを使った多彩なメニュー四人前を30分以内で完成させました。ホテル熊本テルサの土山憲幸総支配人らが料理の手軽さだけでなく、味や独創性などを点数で評価。最優秀賞に森田昌子さん(麻生田)の「野菜たっぷりオーブン焼き」を選びました。 市内産野菜の消費拡大を図ろうと県野菜振興協会熊本市支部(熊本市・JA熊本市・県熊本農政事務所)主催。上位に選ばれたレシピは販売促進に活用します。講評で土山審査員長が「料理は鮮度と見た目が大事。素材の性質を見極めて、野菜特有の5色をバランスよく盛ると一層おいしく健康になる」と総括。森田さんは「野菜の甘みを引き出すことと盛り付けの彩りを工夫した」と話していました。 優秀賞は次の通り。 ▽「なすと海の幸のサラダ」・道香奈子さん、▽「とマーボなす」・兼丸直美さん
特産ナスTVでPR
熊本市奥古閑町で3月23日、JAグループ熊本が提供するテレビの新番組「Do You のうぎょう?」の収録があり、JA熊本市茄子部会の甲斐祥文部会長が特産ナス「肥後のでこなす」をPRしました。 耐候性ビニールハウスが立ち並ぶ冬春ナスの産地を、2体のキャラクター「アグちゃん」と「グリくん」が訪問。本格的な出荷シーズンを迎えたハウス内で、甲斐部会長がナスの特徴や薬剤を減らす生産取り組みなどをキャラクターと会話形式で紹介しました。 同番組は「食」「農」「地域再生」をテーマに、県内の農業に関わる情報を視聴者に発信。毎週金曜午後7時55分〜8時までKAB熊本朝日放送で伝えます。「肥後のでこなす」は4月27日に放送されました。
新たな一歩踏み出そう
JA熊本県女性組織協議会は3月6日、平成23年度JA県女性大会を宇城市で開き、女性部員やフレッシュミズリーダーら約700人が組織活動の事例を学びました。 「私たちの行動力で新たな一歩を踏み出そう」をスローガンに、組織活動体験発表には5人が参加。JA熊本市女性部は御幸支部の田嶌妙子さんが「発信しよう!広げよう!女性部活動の協同の輪を!」と題し、活動を通じた仲間とのつながりや多くの成果などを披露しました。 2分間スピーチには12人が参加し、JA熊本市女性部は八分字支部の吉永豊子さんが発表しました。 大会ではTPP交渉参加断固阻止に関する特別決議と、東日本大震災からの復興に向けた特別決議を採択。TPP問題では「十分な情報開示もなく既成事実を重ね、なし崩し的に交渉参加に突き進もうとする今の姿勢は断じて認めない」とし、参加阻止運動に取り組んでいくことを確認しました。