優れた農業経営者らを顕彰する第53回県農業コンクール大会の表彰式が1月30日、熊本県庁で開かれました。今回は「経営体」「新人王」「食と農」の3部門で32個人・団体の功績をたたえ、地域の農業振興に尽力した12個人・団体に地域貢献賞、農業貢献賞を贈りました。
経営体部門では、なす・もち米を生産する後藤義明さん(64)佳子さん(56)夫婦が優良賞に選ばれました。後藤さんは、地域の施設園芸のリーダーとして、耐候性ハウスや新技術の導入、高い生産技術で安定した家族経営モデルを確率しています。
新人王部門では、レンコン・ブロッコリー等を生産する川上大介さん(31)一歩さん(30)夫婦が最高賞の秀賞(農林水産大臣賞も受賞)を受賞。川上さんは、品種剪定、土づくり、水・温度管理、病害虫防除と生産技術の努力を行っており、また労働時間平準化と収入安定のため新品種を導入しています。
県や農業団体などが主催し、式典には約300人が出席。蒲島郁夫熊本県知事が「熊本の農業をますます盛り上げてもらいたい」などと祝辞を述べました。
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