今月の表紙は、熊本市内で唯一ガーベラを生産している西田勉さん(40)。妻の眞月さん(40)と長男の晴紀くん(6)、長女の千花ちゃん(3)と一緒に飾っていただきました。
ガーベラは、管理をしっかりしていれば、ひとつの苗から年間を通して花を収穫することができます。ひとつの苗から4年くらい収穫したこともありますが、やはり2年くらいで苗を植え替えたほうが、花が大きくて茎もしっかりしたガーベラを収穫することができますね。苗の植え替えは、全体の半分を毎年交互に、卒業式や入学式のシーズンを終えた4月頃に行います。
毎年10月には、翌年の4月に植え替える苗を検討するため、福岡の苗屋の試験場まで視察に行きます。日持ちがするか、色、大きさ、市場での人気などを踏まえて、選びます。2〜3ヶ月に一度は、仕事の合間に、県内の他のガーベラの生産者を訪ねて、情報交換や勉強をしています。良いものを作りたいという気持ちは同じなので、仕事に取り組む刺激にもなります。
「人よりも良いもの、高品質なもの」を目指して生産しています。だから、少しでもガーベラを皆さんに楽しんでもらいたいですね。ガーベラは、暑すぎない、風が直接当たらないような場所を好みます。茎を毎日数センチずつカットしていくと、長く楽しむことができます。
ガーベラは、色の種類が豊富で、新しい品種も次々と出てきます。茎に葉がないので、スッとした姿が他の花にはない特徴で魅力ですね。
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