今月の表紙は、熊本市南区海路口町でミニトマトを生産する、中村孝生さんご一家。父の一憲さん(72)、母の美代子さん(69)、妻の桂子さん(43)、長男の拓磨くん(13)、長女の麻椰ちゃん(11)と一緒に飾っていただきました。
孝生さんが栽培するミニトマトは「小鈴」という品種。JA熊本市ミニトマト部会で統一しており、甘くてコクがあり、フルーツ感覚で食べることが出来るのが売りです。
ミニトマトの販売促進活動に、副部会長として力を入れる孝生さん。市場からは、出荷の予測見込みや計画出荷数量など、産地からの密な情報が求められるそう。JA熊本市野菜選果施設の部会のホームページには、糖度状況や作付け状況を掲載しています。
生産者それぞれの意識を高めるため、商品のパッケージには生産者がわかるように、名前が記載されています。
「ミニトマトは甘さが売りですが、糖度が高いだけではダメ。食味が大事なので、酸味とのバランスが一番」と話す孝生さん。
高品質で多収量のミニトマト生産に向けて、部会の半数以上が「プロファインダー」という、空気中の二酸化炭素濃度や酸素濃度、光、温度、湿度などを測定する機械を導入しています。
旬は12月から翌4月。これから、ハウスの中は小さな赤い実でいっぱいになります。
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