今月の表紙は、JA熊本市レイシ部会の女性部役員の皆さんと原田哲也部会長に飾って頂きました。
夏野菜の代表格のレイシ。学名はツルレイシ、品目名は「ニガウリ」。熊本では「ニガゴリ」、沖縄では「ゴーヤ」で親しまれています。
部会が生産するレイシの品種『えらぶ』は、高い収益性と見た目のボリューム感があり、部会が設立された14年前から栽培しています。
「まっすぐで、ぷくっとしたボリュームのあるものが消費者には好まれます。『えらぶ』は苦みが少ないのも特徴のひとつ」と原田部会長。まっすぐなレイシを育てるには、まだ果実が小さい時に行なう摘果が大事。「形のいいものを選別しますが、その後曲がるものもありますね。でも、この作業で9割以上は秀品になります」。
撮影した5月18日は、ハウスの温度は朝8時には22度になっていました。「今の時期だと、2週間くらいで収穫できます」。交配は手作業で一つ一つ丁寧に行っています。収穫後、当日に出荷し、鮮度の良いものを市場に出しており、関東を中心に全国へ発送しています。
部会では、40戸の農家が8・5㌶で栽培しています。今年度産は380㌧を見込み、7月中旬まで出荷が行われます。 |