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■「くまさんの力」約9割が1等

 平成22年産水稲の検査が10月19日、JA熊本市画図支店農業倉庫で始まりました。今年は高温続きの気候が影響し既存品種が2、3等に格付けされる中、耐暑性品種「くまさんの力」は約9割(3581袋・1袋30㌔)が1等に格付けされました。
 初日は今年産作付面積(約700㌶)を前年の約6倍に拡大した耐暑性品種「くまさんの力」4081袋のほか、「ヒノヒカリ」や「森のくまさん」など既存品種2013袋をJA農産物検査員らが統一した基準で検査しました。
 JAでは22年産米の集荷目標数量約4500㌧のうち、「くまさんの力」を約1500㌧(前年比525%増)に設定します。JA熊本経済連によると、「くまさんの力」の県全体販売予定数量も約3000㌧(同500%増)と大幅増を計画。一般公募による商品名「熊水そだち」で統一販売する予定です。
 JA熊本市は独自に、熊本城主の加藤清正をイメージしたクマのイラスト入りシールを貼付して販売します。店頭に並ぶ11月初旬以降、新米の試食会や繁華街で行われる農産物フェアなどで消費者にPRし、販売促進を図る方針です。

形や色、大きさなど粒の状態を慎重に分析するJAの農産物検査員ら