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■昔の農具で米作り体験

 米作りの体験学習を地域一体で行う「『あ・さ・ひ・ば』田んぼの学校」が10月24日、熊本市沼山津で開かれ、小学生と父母ら約200人が稲刈りと脱穀作業を体験しました。地元校区(秋津・桜木)PTAや秋津地域資源保全隊、水土里ネット秋津飯野、JA熊本市などでつくる実行委員会が平成19年から毎年行っています。
 JA営農指導員が稲の刈り方を説明。子どもたちは約10㌃の田んぼで、自分たちが7月に田植えし黄金色に実った稲を、かまを使って刈り取りました。JA秋津カントリーでは足踏み脱穀機や、もみを穂からはずす「千歯こき」、きれいなもみだけを選別する「唐箕(とうみ)」など昔の農機具が登場。子どもたちは地元農家らに教わりながら興味津々に取り組んでいました。
 桜木小5年の永田日菜子さんは「お米になるには多くの苦労があることを知った。食べ物は感謝して食べたい」と話していました。収穫した米(約1㌔)は参加者全員に無料配布されるほか、秋津小と桜木小の児童は給食でも味わう予定です。

足踏み脱穀機で穂からもみを取る児童