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■冬至に伝統カボチャどうぞ

 JA熊本市農業支援センターの職員4人が12月20日、同市神水の社会福祉法人慈愛園を訪れ、同市が指定する「ひご野菜」など取れたて野菜約120㌔を贈りました。
 冬至に熊本伝統のカボチャ「春日ぼうぶら」を食べてもらおうと初めて企画。伝統野菜の保存・継承や、同市で栽培される野菜を広く知ってもらう狙いもあります。野菜は同センターが運営するいきいき農業塾や体験農園、実証展示圃場の計約15㌃で栽培しました。
 贈ったのは春日ぼうぶらのほか、熊本京菜や熊本ねぎなど4種類の「ひご野菜」と、コカブやホウレンソウなど6種類の秋野菜。スープやデザート用に加工したペースト6㌔も提供しました。同園子供ホーム園長の西浦健輔さん(64)は「子どもたちは葉っぱが付いたままの野菜を見るのは初めて。冬至においしくいただき、みんな元気に正月を迎えたい」と話しました。
 JAでは、熊本の食文化にかかわる「ひご野菜」を都市部農家の振興作物に設定。遊休農地を活用して普及を図り、新たな生産基盤の確立につなげていく方針です。

子どもたちに野菜を手渡す職員、右端は西浦園長