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平成22年度熊本県農業コンクール大会（新人王部門）で、トルコギキョウを生産する熊本市の原口和大さん（38）と由美さん（37）夫妻が秀賞及び農林水産大臣賞を受賞しました。県内の優れた農業経営者らを顕彰するコンクールは県や農業団体などが主催。51回目の今回は、経営体・新人王・食と農の3部門に34個人・団体が参加しました。
原口さんは就農から5年目で野菜から花きに完全転換し、作型の低コスト化による栽培技術で安定出荷を実現。トルコギキョウの知名度向上を図ろうと、フラワーアレンジメント教室を通じた地域の老人保健施設や地元児童との交流など、幅広い活動に取り組んでいる点が評価されました。
「若い力で切磋琢磨し頑張っている」と話す原口さんは、JA熊本市トルコギキョウ部会の部会長。平均年齢36歳の4人の部会では、10月から翌年6月まで年間70万本のトルコギキョウを生産。国内の生産量が減少する1〜2月に安定出荷する責任産地です。
原口さんは「多様な品種数に加え、彩りの豪華さや日持ちの良さなどトルコギキョウの優れた特徴を多くの消費者に知ってもらいたい」と話します。表彰式は2月3日、同市の熊本テルサで開かれます。