熊本市西南部を中心に栽培が盛んな茎ブロッコリー「スティックセニョール」の出荷が最盛期を迎えました。
JA熊本市スティックセニョール部会は生産農家41戸(前年比12戸増)が約5.2㌶(同37%増)で栽培。産地化を目指す部会では作付面積が年々増え続け、米価が下落する中での新規作物として導入した平成19年の3倍近くに拡大しました。
今年産は高温による根の活着への影響が懸念されましたが、昨秋以降気温の安定とともに根の張りや茎・葉の伸長など生育は良好。同市会富町のJA野菜選果施設では1月17日、約150ケース(1ケース3㌔)を関東や関西、中国地方に出荷。3月下旬まで48㌧(1万6000ケース)の出荷を計画しています。
部会長の上村恒治さん(61)は「徹底した出荷調整作業など手間はかかるが、品質を厳選したものを消費者にお届けしたい」と話します。スティックセニョールにはカロテンやビタミンC・E、サルフォラファンが豊富に含まれ栄養価が高く、サラダや天ぷらのほか、シャキシャキした茎は炒め物などに使うと魅力を発揮します。
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