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■特産ナス「肥後のでこなす」選果開始

 熊本市南区会富町のJA熊本市野菜選果施設で9月19日、同市西南部で生産が盛んなナス「肥後のでこなす」の選果が始まりました。初日は約7トンを選果し、長さ24センチ程の2Lサイズを中心に1600ケース(1ケース4キロ)を中京や関西などの市場に出荷しました。
 今年産は定植期の高温乾燥で根の傷みや活着不良が懸念されましたが、生産者の努力により順調に生育。果実肥大も良好な、つやとボリューム感のあるナスに仕上がりました。ハウス栽培の冬春ナスはJA熊本市茄子部会の163戸が約73ヘクタールで生産。品種は長ナスの「筑陽」で、濃い紫色の果皮と緻密に詰まった果肉が特徴です。
 部会長の甲斐祥文さんは「昨年は過去最高の出荷量だった。台風16号の被害もなく、ナスの生育・出荷とも順調な滑り出し」と話していました。今年度も部会女性部による主要消費地での販促PR活動や、「ナスの日」キャンペーンなどにより消費拡大対策を強化します。主な出荷先は関東、関西、中京方面で、翌年6月末まで出荷します。

品質や大きさ、外観などが厳選される「肥後のでこなす」