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■極早生温州ミカン「豊福」出発式

 JA熊本市柑橘部会は9月29日、極早生温州ミカン「豊福」の出発式を同市西区河内町のJA夢未来柑橘選果場で行いました。柑橘部会役員や行政、JA関係者ら32人が出席。10月1日売り出しのミカンを積んだトラックを拍手で見送りました。
 部会長の中川晃一さんが「今年は大変良いミカンができている。有利販売に向けて生産者やJA、関係機関が一致団結し、消費者に高品質の『夢未来みかん』を届けよう」とあいさつ。商品を消費地まで運ぶ運転手にミカンを贈り、品質保持と安全輸送を要請しました。同日は関東や関西方面を中心に約80トンを出荷。極早生ミカンは早生ミカンに切り替わる10月末日まで生果合計で5400トンを見込みます。
 今年産は開花の遅れが見られましたが、9月以降の好天や生産対策により果実品質や着色は良好。JAでは温州ミカン全体で2万1000トン、中晩柑で1400トンの出荷を計画します。柑橘部会役員らは出発式に先立ち、ミカンの安定出荷と高値販売を地元の河内稲荷神社で祈願しました。

河内稲荷神社で安定出荷と高値販売を祈願