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あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと本年度も「あぐりキッズスクール」を開校しました。
今年も女性部、青壮年部と協力しながら、来年2月まで田植えや稲刈り、トマトジュース作りなど年8回の開催を予定しています。

第3回 牛乳工場と牧場に興味津々

1時間に2万4500本を充填する製造ライン

「大きい」などと話しながら牛舎内を見学

安全・安心な地元産牛肉は最高!

 JA熊本市は7月18日、あぐりキッズスクールを開き、児童52人が牛乳やヨーグルトなどの生産工場と肉牛牧場を見学しました。
 らくのうマザーズ熊本工場(熊本市戸島)を訪れたスクール生らは、県酪連職員の案内で場内を歩いて見学。1㍑入りの紙パック2万4500本を1時間で充填する製造ラインや130度の高温で殺菌処理される工程など、県内の酪農家が生産する生乳が、パックに詰められて商品になるまでの流れを見て回りました。
 牛乳は大好きという日吉小5年の高村明里さんは、「いろいろな機械を通って次々に出来上がり、すごいと思った」と高度に省力化された設備に感心していました。
 近くの牧場で黒毛和種の肉牛を肥育する中原誠喜さん(52)に協力いただき、和牛の生産現場を見学。スクール生らは、牛の耳に付けられた識別番号の意味など中原さんの説明を聞くと、牛舎内の子牛13頭を含む全152頭の牛を興味津々に眺めていました。
 同工場に隣接するJA甘藷集荷所に移動し、スクール校長の村上一也JA組合長と富永和隆JA畜産部会長があいさつ。管内の畜産農家が生産・肥育した牛肉で、保護者や職員らとともに歓談しながらのバーベキューを楽しみました。

第2回 泥まみれでも楽しい

一株ずつ丁寧に植えつけていくスクール生ら

「大きいのないかなあ」と二十日ダイコンを収穫

全員で手を合わせ、「いただきます」

 JA熊本市は6月27日、農業や食の大切さを学んでもらうあぐりキッズスクールを開き、児童51人が田植えと二十日ダイコンの収穫、スイートコーンの種まきを体験しました。
 スクール生らは、同市会富町の河野大介さん(36)の水田5㌃で、手植えに挑戦。田植え綱に付けられた銀色のしるしを目印に、JA青壮年部員やJA職員らから「指の第二関節までしっかり植えつけて」などと指導を受けながら、「くまさんの力」の苗を植えました。最初はぎこちなかったスクール生も次第に慣れていき、泥まみれになりながらも「楽しい」と植えつけを進めていました。
 同町のあぐりキッズ農園では、前回の種まきからちょうど20日が経過した二十日ダイコンを収穫。葉を引っ張り上げ、長さ5㌢程に生育したダイコンを手にした大江小3年の重松良汰くんは、「思ったより小さいけど、収穫できて良かった」と笑顔を見せていました。
 スイートコーンの種まきもしたスクール生らは、2ヵ月で2㍍近くになるという草だけの頂点に花が咲くと、それから約1ヵ月後に収穫も行います。
 昼食は、JA女性部員ら手作りのレイシやナスなどが入った郷土料理「こねり」とミカン果汁で炊き上げたごはんを味わいました。

第1回 農業や食の重要性学ぼう

「5つの約束」を読み上げる岩木くん

手で土を掘り上げ、イモ苗を植えるスクール生

 体験を通して農業や食の大切さを学んでもらう第5期あぐりキッズスクールを、JA熊本市は6月6日、本店で開校しました。今期は、JA管内19の小学校から55人が入校。
 開校式で、スクール校長の横田健JA組合長が「健康や元気の源は、安全な肉や野菜を規則正しく食べる事。農業に親しみながら収穫の喜びなどを感じてほしい」と激励。入校生を代表し、市立武蔵小6年の岩木聡くんが、同スクール「五つの約束」を元気よく読み上げました。
この日は同市会富町のあぐりキッズ農園8㌃で、カライモ苗の植え付けと二十日大根の種まきを体験。スクール生は、JA青壮年部や職員らの指導を受けながら、熱心に取り組みました。
約30㌢のイモ苗を丁寧に植えていた市立日吉東小3年の水田優華さんは、「土がふかふかで気持ちいい。大きなイモに育つとうれしい」と笑顔を見せていました。
昼食は、JA女性部と女性職員らで作った地元の旬のジャガイモやタマネギを使った「肉じゃが」とJAブランド米「夢未来」のおにぎりをいただきました。
今年も女性部や青壮年部の協力を得ながら、来年2月まで田植えや野菜の収穫、調理実習など年8回の開催を予定しています。