あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

トピックス - トピックス

大玉スイカ出荷開始・安定収量と高品質を目指す

JA熊本市北部支店管内で21日より、2020年産大玉スイカの出荷が始まります。初出荷には1800玉が出揃う予定。4月の下旬から5月の連休にかけて最盛期を迎え、6月下旬まで総出荷量60万玉を見込みます。

出荷に先立ち18日に、同市北区鹿子木町にあるJA北部選果場で査定会を開きました。支部役員を務める生産者やJA営農指導員らが集まり、品質や糖度、食味を確認しました。JA熊本経済連から県内の2020年産大玉スイカの生育・販売概況報告があり、今後の出荷計画についての意見交換をしました。
JA北部園芸部会の坂口誠部会長は「今年度は、暖冬の影響で生育が早かったです。玉サイズは例年並みで、着色の乗りもよく、糖度・品質共に申し分ない出来です」と話しました。
 管内では、生産者約160人が栽培面積108ヘクタールを作付け。今後の部会の取り組みとして、支部役員が出荷前の圃場を巡回し、より高品質なスイカの出荷を徹底します。JA営農指導員の吉見一輝さん(35)は「天候に恵まれ気温も高いため、例年より生育が早かったです。収穫遅れにならないようにこまめに査定を行い、出荷と品質の安定に努めたいです」と話しました。


タケノコ出荷・JA熊本市芳野筍部会

 JA熊本市芳野筍部会では、芳野地区の赤土で栽培された令和2年産のタケノコが順調に出荷されています。品種はモウソウチク。2月中旬より出荷が始まり、12日現在、日量200キロを全国各地へ出荷しています。4月末まで出荷は続き、総出荷量150トンを見込んでいます。

 熊本市西区東門寺でタケノコを生産する内田公明部会長の圃場では、出荷に向けて順調に収穫が進んでいました。3月は気温が低いのでアクが少なく食味が良いです。内田部会長は、土の中に埋まっているタケノコを地面の微妙な変化で探し出し、鍬(くわ)で掘り出していきます。内田部会長は「タケノコは、食物繊維を多く含んでいるため、健康に良く腸内環境を整える働きがあります。旬のタケノコを食べて自己免疫力を高めてほしいです」と話しました。

 同部会は32戸の生産者で栽培。品質の良いタケノコを出荷するために部会で決められた厳しい基準の家庭選別を徹底しています。その他、契約会社の加工工場に見学をする機会を設け、生産者の意識向上に努めています。若手生産者が多いため、今後も後継者育成に取り組み、継続して出荷が続けられる産地を目指していきます。


特産トマトPR・JA熊本市管内放送向け撮影

JA熊本市管内で3月5日、KAB熊本朝日放送の番組「伴都美子とAguri de キッチン」の撮影がありました。JA熊本市トマト部会馬原公博部会長が、地域特産のトマト「麗容」をPRしました。

 同番組は、県内各地の安全・安心な農畜産物を使った手軽でおいしい料理を紹介し、食や農に関心を高めてもらう5分間番組。今回は熊本市天明地区で栽培が盛んな大玉トマトを取り上げました。

 麗容は、糖度と酸味のバランスが良く、果肉がしっかりしていて傷みにくいのが特徴。同部会では、赤く熟してから出荷する「完熟もぎり」に取り組む他、防虫ネットや粘着シートによる害虫の侵入防止、微生物農薬や天敵を試験導入し減農薬栽培に努めていることなどを紹介。馬原部会長は「トマトは手をかけた分だけ実ってくれるところが魅力です。暖かくなるとハウス内の収穫作業は暑くて大変ですが、おいしいトマトを届けるため朝早くから頑張っています」と話しました。

 この日の収録は3月22日午後5時55分から放送予定。また3月29日の同番組では、トマトを使った料理を紹介します。


「清見」「ネーブル」初集荷開始・JA熊本市柑橘部会

JA熊本市柑橘部会は、25日より中晩柑「清見」と「ネーブル」の初集荷が始まり、同市西区河内町のJA夢未来柑橘選果場で清見2トン、ネーブル2トンを初集荷しました。

同部会では20戸が清見、ネーブルを栽培。3月1日から20日頃まで販売を行い、関東地区を中心に総出荷量清見20トン、ネーブル10トンを計画します。

19年産は、大雨や台風といった天候不良が続いたが、果実肥大・内容とも上々の出来で、糖度や品質も申し分ないです。

 2つとも外見は似ているが、ネーブルは、果面がなめらかで、果皮が薄く高糖度なのが特徴。酸味も少なく食べやすいです。清見は果肉色が橙色で皮が薄く、果肉は柔軟多汁で、風味が良好なのが特徴。清見は生産者が自宅で大きさごとに選果選別を行い、手作業で袋詰めをして持ち込んでいます。同部会上村英哉部会長は「生産量が少なく販売期間も短い貴重な中晩柑なので、お求めの方は早めに連絡してもらいたいです。今年も生産者が丹精込めて作った中晩柑がおいしく仕上がっています」と意気込みをみせました。
集荷作業を行う選果場職員
集荷作業を行う選果場職員


自己改革企画/若手を育てる・生産技術向上・JA熊本市柑橘部会

JA熊本市柑橘部会では、生産技術部と青年部が協力して、就農10年未満の生産者向け勉強会を開きました。

 同部会での目標として挙げられている隔年結果の是正の他、若手を育てることや、生産技術の向上も目的としています。

 初回の19日には、生産技術部、JA関係者、青年部の若手就農者35人が参加。生産者の西山力哉さん(56)を講師に迎え、同市河内町にある小崎守さんの園地でミカンの木の剪定を行いました。西山さんは説明しながら木を剪定。説明後、西山さんや生産技術部の指導のもと青年部は実際に剪定を行い、予想着花量に応じた剪定を学びました。早生、尾崎、青島の3品種を剪定。西山さんは「毎年安定した収量を採るためにも、実際に見て取り組んで学んでほしいです。柑橘部会の技術向上と収量安定に繋がれば嬉しい」と話しました。

 勉強会は1年を通して実施する予定で、次回は3月以降に苗木植え付け、苗木育成を計画します。
青年部に剪定の指導を行う西山さん
青年部に剪定の指導を行う西山さん