あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

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少年球児ら暑さに負けず全力でプレー・JA熊本市「夢未来杯」

JA熊本市は8月10、11日の2日間、JA熊本市「夢未来杯」学童軟式野球4年生大会を開催しました。第6回目となる本大会には、管内各地区より26チーム344人の4年生以下学童球児が参加。天明運動施設グラウンド(同市南区奥古閑町)と雁回公園グラウンド(同市南区富合町)と飽田公園運動施設グラウンド(同市南区浜口町)が会場となり、各チームがA、Bパートに分かれ、各パートの優勝を目指して熱戦を繰り広げました。

 10日の開会式では、主催者代表の西田勉専務が「熱中症に注意して、日頃の練習の成果を存分に発揮してほしいです」と呼び掛けました。選手を代表し、御幸野球クラブの紫垣楓選手(小学4年生)が選手宣誓を行い、フェアプレーを誓いました。

 大会は、Aパートから花園野球クラブ、Bパートから熊本ブルーマーリンズが熱戦を制し栄冠を勝ち取りました。優勝チームには優勝楯と表彰状、選手全員に金メダルが手渡され、2チームは10月に開催される県大会へ熊本市代表として出場します。

 「夢未来杯」は試合経験の少ない4年生以下の学童球児らに出場機会を作り、野球を通じて夢と希望にあふれる子供たちの健全育成を目指すとともに、将来を担う子供たちに農業への理解を深めてもらうことを目的として開催しています。大会パンフレットでは、1年間の米づくりを掲載。JA熊本市のインショップ・直販コーナーも掲載し、採れたての新鮮な野菜を紹介することで、農業への関心を高めてもらっています。



白浜営農組合「キヌヒカリ」・順調に収穫

白浜営農組合は、8月5日と9日の2日間、熊本市西区河内町白浜地区で、早期米「キヌヒカリ」約19ヘクタールを収穫しました。2019年度は反収8俵(1俵・60キロ)を目標とします。

19年度産は大雨や台風の被害はなく、病害虫も少なかったです。防除が適期にできていたため、18年産よりも収量、品質共に上々です。

同組合の組合員数は約180人。約43ヘクタールの圃場を、オペレーター17人、役員14人が一括管理しています。毎年、すずめの被害が出ているため、対策として追い払い器具の爆音機を10台設置しています。しかし、すずめが慣れてしまうと効果が弱くなるため、今後どのように取り組んでいくのかが課題です。

横田憲章組合長は、「台風や大雨の被害がなかったのが良かったです。指導員と連携を密にして栽培管理の徹底や対策など取り組んでいきたいです」と話しました。



梨「豊水」出荷開始・夏のギフトへ向けて需要増大

熊本市西区のJA熊本市梨選果場で、JA芳野梨部会が栽培する梨「豊水」の出荷が始まりました。5〜11日までは盆需要に向けて、日量最大5トンを出荷します。盆明け後も、17日から月末まで出荷が続きます。

2019年度産は梅雨入りが遅く、少雨傾向だったため、玉太りが心配されましたが、適度な雨と天候に恵まれ、玉太りは例年並みになりました。果実内容も良好で、食味は申し分ないです。選果場の木太郎さんは「贈答用の小箱販売の需要が伸びています。高品質な梨を届け、買い手のニーズに応じた販売対応をしていきたいです」と意気込みました。

ギフト向け小箱は2キロ箱(3L級5玉)で、選果場作業員が1玉ずつ丁寧に詰めます。フルーツキャップや部会オリジナルのくまモンシールを使い、ブランド感を強調。1箱1500円と手頃で、見栄えが良いことから、夏ギフトとして好評です。

主に九州管内に出荷し、17日以降はJA各支店へ、袋入り販売を予定。5キロの箱入りも販売します。


「夏秋(かしゅう)ピーマン」試験導入・JA熊本市東部ピーマン部会

熊本市東部地区では、7月26日から「夏秋(かしゅう)ピーマン」の出荷が始まっています。福田幸明さん(69)のハウスでも色つややかなピーマンが大量に育っていました。品種はニューエース、サララ、グッピーの3品種で、県内や広島、米子青果に12月まで出荷を計画しています。

JA熊本市東部支店の集荷場では26日現在、日量200キロを連日出荷しています。最終的な出荷数量合計8トン、販売金額240万円を目指します。

2019年度産から夏秋ピーマン10アールを試験的に導入。3品種の中でどれが高温に強く、夏作に合うか試験栽培しています。

通常、ピーマンは暑い日が続くとS・Mサイズのものが出来ますが、夏秋ピーマンはL・2Lサイズが多く出来上がっています。高温に強く、色も形も綺麗なのが特徴です。

19年度は、生産者4戸が10アールで栽培します。

営農指導員は「晴れが続き、暑い日が続く中で、ピーマンがどれだけ耐えることが出来るのか。良い結果が出れば20年産は、栽培面積を1ヘクタールに増やして本格的に導入する予定です」と話しました。


夢未来みかんについて学ぶ・小学生選果場見学下見

JA熊本市では、7月31日と8月1日の2日間、夢未来柑橘(かんきつ)選果施設において、社会科見学(柑橘選果施設の見学)の申し込みのあった学校の先生を対象に下見会と称してミカンの勉強会を実施しました。

下見会は、食農教育の一環でミカンの生産から集荷、選果、出荷までの流れについてはもちろん、夢未来ブランドのPRと将来の消費を目的に実施しており、まずは先生に理解してもらい、子どもたちに繋いでいくことで理解がより深まるようにと始めて今年で5年目となります。

下見会で、生産者を代表して柑橘部会の上村英哉部会長は「ミカンのことをよく知ってもらい、子ども達に繋いでいただきたいです。より良い社会科見学となるように」とあいさつしました。それぞれの担当よりミカンの生産のことや高品質への取り組み、選果施設の特徴、出荷先等について説明しました。

参加した先生達からは、「ミカンの事がよく解りました。子どもたちの予備学習に役立ちました」等、好評の声がある半面、「難しい単語が多かったので、補足を付け足してほしいです。もう少し流通について詳しく知りたかったです。」等の要望もありました。

施設見学はミカンの選果量が多い10月から11月末まで行い、7月末現在で79校6624人の見学申し込みがあっています。JA熊本市では、新たな要望点を加えながら子ども達への食農教育に今後益々力を入れていく方針です。