あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

トピックス - トピックス

うまい米づくりのための生産管理徹底・JA熊本市水稲現地検討会

JA熊本市は、2019年産の水稲現地検討会を7月20日から始めました。良食味米生産と収量安定を目指し、同JA管内の約20ヶ所の現地圃場で、米農家を対象に、JA営農指導員と関係機関が連携して毎年実施しており、肥培や水の管理、適期防除を指導します。

 19年産の現状は、田植え後の日照不足や大雨による冠水で生育は軟弱気味で、分げつは例年より進んでいませんでしたが、梅雨明け以降の好天により生育は回復してきています。

 7月29日は、熊本市東区画図地区の水田で生育概況や今後の管理について指導員が説明しました。病害虫の発生予報や穂肥の目安となる葉色を確認し、高温障害や雑草を防ぐための水管理など具体策を示しました。生産者は雑草防除や病害虫防除について詳しく説明を求めていました。

 同JA管内の19年産の作付面積は2700ヘクタール。うち「くまさんの力」762ヘクタール、「ヒノヒカリ」646ヘクタール、「森のくまさん」253ヘクタール、「ヒヨクモチ」705ヘクタールとなっています。



全て採用種子・品質・収量良好

JA熊本市は、JA管内の麦種子検査を行い、JA農産物検査員が入念に検査しました。管内の小麦種子作付面積は60.7ヘクタール(うち原種1.8ヘクタール)で、「ミナミノカオリ」「チクゴイズミ」「シロガネコムギ」を栽培しています。7月25日から8月上旬にかけて検査員による厳正な検査を行い、合格した麦種子を県下に供給します。

25日は、熊本市北区の北部支店で、清水地区の3戸が持ち込んだ「シロガネコムギ」と「チクゴイズミ」麦種子268袋(1袋30キロ)を検査しました。抽出した麦種子のサンプルを専用の皿に載せて整粒歩合、虫の被害粒や未熟粒の混入などを確認しました。検査の結果、全て合格と格付けし、荷受けした麦種子すべてが採用種子となりました。

検査員の木村仁さんは「19年産の麦種子は、降雨後の収穫による退色があったものの、全体的に豊作で粒が大きい麦が出来ました。品質・収量共に良好です。」と講評しました。



麦種子下見会・収量、品質共に良好

JA熊本市種子部会は7月12日、通常総会と2019年産麦種子下見会をJA本店で開きました。2018年度事業報告と19年度事業計画など3議案を可決・承認しました。下見会では、生産者や行政、JA農産物検査員ら約20人が麦種子サンプルを一皿ずつ手に取り、粒の形や色など麦の品質を見極めました。

麦種子部会はJA管内の清水・竜田・健軍地区の生産者40人が104.88ヘクタール(前年比107%)(うち原種3.5ヘクタール)で栽培。穂の高さが均一で病害が無いなどの要件があるため普通麦とは圃場を区別します。

今年産麦は、冬の暖冬の影響により生育が前進していました。出穂は平年より5日ほど早く推移していましたが、開花までに時間がかかったため生育の前進は落ち着き例年よりもやや早い出荷となりました。収量に関しては平年並みからやや多く、品質については収穫時の降水も少なく良好です。管内の麦作付面積256ヘクタール(同119%)。収量見込みは10アール当たり約350キロ(同108%)で、例年並みかそれ以上の収穫量です。

麦種子の検査は25日から始まり、麦を厳選出荷するため選別時の調整指導を徹底します。



小学生に春日ぼうぶら贈呈・熊本育ちの伝統ひご野菜を学ぶ

ひご野菜の栽培を通じて熊本の食文化に触れてもらおうと、JA熊本市は7月10日、熊本市の白山小学校にひご野菜「春日ぼうぶら」の苗を贈呈しました。総合的な学習の一環として5年生の児童約80人が栽培・観察をしていきます。
 贈呈式では、JA熊本市出水地区女性部の北口先子さんと井田宏子さんが「ひご野菜を守っていくためにも、大事に育ててほしいです」と、苗6株を児童に手渡ししました。JA営農指導員が「春日ぼうぶら」の成り立ちやひご野菜15品目の説明を行い、子どもたちの理解を深めました。
 児童らは「毎年5年生が春日ぼうぶらを育てていますが、今年は私たちが育てて観察する年になりました。ひご野菜を守っていくためにも大切に育てていきます」とお礼の言葉を述べました。

 収穫は10月〜11月までの予定で、12月の給食に使い全校生徒で食べる計画です。



生産量300トンを目指して・JA熊本市白浜苺部会総会

JA熊本市白浜苺(いちご)部会は7月8日、玉名市内で2018年度通常総会を開きました。部会員や取引市場、行政、JA関係者ら約60人が出席し、18年度事業実績並びに収支予算報告と19年度事業計画、役員選任など5議案を可決・承認しました。役員改選では熊本市(白浜地区)の中川秀信さん(54)を新部会長に選任しました。

 18年度は生産量281トン(前年度比102%)、売上高は4億2115万円(同99%)となりました。また、生産対策として葉ダニに対する天敵の全戸導入や新品種「恋みのり」の面積拡大で反収の増大に成功したことを報告しました。

 取引市場を代表して挨拶した北九州青果の岡本昌直役員は「全国的に見て生産面積や農家の減少が著しく厳しい状況が続く中、18年産は生産者の努力の甲斐あって、苺は平準的な入荷となり単価も安定しています。12月末の数量については、売場の要望に十分に応えられました。」と昨年度の販売状況を振り返りました。取引市場による情勢報告では、品種や荷姿に対する課題に対して市場と産地の念密な情報交換を継続していく声も上がりました。

 19年産は、部会の生産農家17戸が約6ヘクタールを作付け。生産量300トンを目指します。重点取り組み事項として、気候変動に対応した生産管理による安定出荷や、生産量及び果実品質の向上、消費宣伝活動の実施を掲げ取り組みます。