あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

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出荷シーズン目前 販売力強化を目指す JA熊本市秋冬瓜類、野菜生産圃場視察会

 JA熊本市は10月11日、関東から中四国までの主要取引市場担当者15人を産地に招き、管内北部地区のメロンと西南地区のナストマト、ミニトマトの生産圃場(ほじょう)視察会を開催しました。秋冬期の本格的な出荷シーズン開始を前に、より詳細な産地情報の発信を目的として定期的に開催しており、JAオリジナルブランド「夢未来」農産物の消費拡大と販売力強化を目指し、市場担当者との連携強化に努めます。
 当日はJA管内の圃場4カ所を視察し、JAの担当職員が今年度の作付け状況や生育・出荷状況について説明しました。参加市場の担当者は葉や実を手に取って生育状況や土の状態を確認すると、「今年の収量の予測」や「昨年と比べての違い」など質問が次々と上がり、営農指導員や生産者が丁寧に回答しました。
 JAは同視察会を通してデータだけではなく、実際の生産現場を見てもらい、産地側からの積極的な意見、要望を提供し、有利販売につなげていきます。営農販売課の原田直樹さん(40)は市場担当者が生産現場を見る機会はあまり多くないので、今後も定期的に圃場視察を開催し、JA熊本市産農産物のPRにつなげていきたい」と話しました。


「ヒノヒカリ」稲刈り始まる JA熊本市

 JA熊本市管内の御幸地区では、10月10日前後から随時稲刈りが始まりました。同地区では「ヒノヒカリ」、県の新品種である「くまさんの輝き」などを約80人の農家が栽培しています。
 11日は同地区にある田んぼで林田良作さん(70)が「ヒノヒカリ」の収穫作業を進めていました。林田さんは稲穂の状態を確認した後、コンバインを操り、黄金色の稲穂を刈り取っていました。2023年産は害虫による被害は例年に比べて少ないものの、高温が続いたことによる病害や白未熟粒が一部見られます。収量は平年よりやや多く、青米は例年より少なめです。収穫した米は、乾燥、調整作業の後、検査場で検査をして出荷されます。
 林田さんは「春先にれんげを植えて土壌作りからこだわったので、お米の食味に期待したい。作ったものがおいしいと言ってもらえることにやりがいを感じている」と話しました。


供合地区で「くまさんの力」刈りとり JA熊本市

 JA熊本市管内の供合地区で、10月13日から「くまさんの力」の稲刈りがスタートしました。同地区では生産農家40戸が約30ヘクタールで作付け。供合営農組合はその内の20ヘクタールをオペレーター8人で稲刈りなどの作業を受託します。一面に広がる黄金色に色付いた稲を刈り取り、JA飽田カントリーエレベーターに持ち込みました。
 当日はコンバイン3台を稼働し、供合営農組合の組合員が刈り取りを進めていました。2023年産は台風の影響もなく、天候に恵まれ順調に生育。収量、品質ともに良好の仕上がりを見込んでいます。
 収穫した米は飽田カントリーエレベーターに持ち込み、乾燥、調整作業の後、検査をして出荷されます。
 営農指導員は「今年は去年と比べ、収量も品質も上々の出来。今後の検査に期待できる」と話しました。


秋津地区小玉スイカ「ひとりじめBonBonリッチ」出荷順調 JA熊本市東部スイカ部会

 JA熊本市東部支店の集荷場は10月6日から、秋津地区で採れた小玉スイカ「ひとりじめBonBonリッチ」の荷受けをスタートしました。初出荷は240キロが出揃い、13日時点では、週3回の荷受けで約1400キロを広島に出荷。10月下旬まで続き、総出荷量30トン、販売金額1000万円を目指します。
 2023年産は高温障害と台風が懸念されましたが、影響もなく順調に出荷スタートを切ることができました。糖度も13度前後で、収量も去年より増える見込みです。
 東部支店で集荷したスイカはJA北部選果場でに運んで等級検査し、内容、品質毎に仕分けて選果しています。
 営農指導員は「今年は台風の影響もなく、適度な雨もあり、果実内容は良好な仕上がり。糖度の乗った甘いスイカを是非味わってほしい」と話しました。


園児にみそ造りを指導 JA熊本市中島みそ加工部

 JA熊本市中島みそ加工部は10月10日、熊本市西区の加工所でみそ造り体験を開きました。松尾町にある「松尾保育園」の園児16人が麦、大豆、塩を使った昔ながらのみそ造りに挑戦。郷土料理の伝統活動に取り組む「くまもとふるさと食の名人」で、同部の戸田陽子部会長ら6人が指導しました。食育活動の一環として、今年で32年目を迎えます。
 園児は麦を蒸した後にこうじ菌を入れ、麦こうじに蒸した大豆、塩、大豆の煮汁を混ぜ合わせる作業と、混ぜ合わせたものをすり潰すために専用の機械に入れ込む作業を体験しました。体験後には同部員が作ったみそ汁が振る舞われ、園児らは「とってもおいしい。みそが完成するのが楽しみ」と笑顔を見せた。
 材料はJA秋津カントリーでとれた大豆と、エーコープ商品の麦や塩を使うため、安全・安心なみそができる。みそは約3カ月寝かせると完成。完成したみそは保育園の給食に使い、園児に自分たちで作ったみその味を知ってもらいます。
 戸田部会長は「毎年子どもたちの喜ぶ顔からパワーをもらっている。伝統を次の世代へつないでいきたい」と話しました。