あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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ナス出荷最盛期を迎える JA熊本市茄子部会

 JA熊本市野菜選果施設で2023年産「肥後のでこなす」が出荷最盛期を迎えています。品種は「PC筑陽」でm、5月9日時点で、日量50トンを関東、中京、関西地区中心に出荷。23年産は寒波の影響で全体的な生育が遅れたことで収量はやや少ないですが、4月からの気温の上昇、天候回復とともに遅れを取り戻し、品質も上々な仕上がりとなっています。
 JA茄子(なす)部会は169戸が約76ヘクタールを作付け。部会員の8割が天敵を導入し、栽培管理の統一を図るため、月1回現地検討会を開き、安全安心なナス栽培を徹底しています。出荷は6月末まで続き、総出荷数量1万3680トン、販売金額48億円以上を目指します。
 営農指導員は「今後も選果場や現地検討会でナスを確認しながら高品質出荷を目指して最後まで取り組んでいく」と話しました。


育苗管理を学ぶ 水稲育苗講習会

 JA熊本市は5月2日、上熊本集荷場で水稲育苗講習会を開きました。種まきから田植えまでの育苗管理の統一を目的に上熊本地区の生産者、県、市、JA営農指導員ら14人が参加しました。
 同地区では熊本県独自の奨励品種「くまさんの輝き」を作付。高温障害に強く、1等米比率が高い品種で、丈が低いことから倒伏しにくく、台風の被害も受けにくいのが特徴です。
 講習会では営農指導員が土、種、苗床の準備や消毒方法、育苗期の管理と肥料のやり方についての注意点、稲作こよみの変更点について説明。その後、県の担当者から「くまさんの輝き」の収量、品質確保のための栽培方法や管理について説明がありました。参加した生産者からは「ヒノヒカリ」と「くまさんの輝き」の稲刈りのタイミングなど質問があり、担当者は丁寧に回答しながら今後の栽培管理について教えました。
 営農指導員は「良質な米生産には健全な苗づくりが重要である。健苗育成に努めていただき、近年の温暖化に対応できるよう移植後の水管理等にも気を付けてほしい」と話しました。


キャベツ出荷順調 JA熊本市キャベツ部会

 JA熊本市城山支店のキャベツ集荷場では11月から始まっているキャベツの出荷が順調に進んでいます。品種「春ごろも」「中生」「新若夏」の3品種をメインに熊本、福岡、広島に出荷。5月2日時点で日量600〜1000ケース(1ケース10キロ)を出しており、6月中旬までに総出荷量7万ケースを目指します。
 2023年産は1月の寒波の影響で生育が遅れましたが、大きさ、品質ともに申し分ない仕上がりで、生産者の栽培管理と家庭選別により、順調に出荷が進んでいます。
 JA熊本市キャベツ部会では52戸が約25ヘクタールで作付け。部会で定められた出荷規定を基に家庭選別を徹底し、高品質出荷に努めています。来年度はコスト削減に向けて、出荷箱を変更する計画です。今後は強度試験を繰り返し、来年度に向けて準備を進めます。
 宮川俊幸部会長は「1月の雪から始まり異常な気象の中、早生キャベツに関しては小玉傾向のものが多かったが、新若夏に関しては品質も良くおいしく出来あがっている。消費者の方に1つでも多く手に取って頂けるようこれからの出荷期間努力していく」と話しました。


目標達成に向けて意思統一 JA熊本市渉外担当者決起大会を開く

 JA熊本市は4月28日、熊本市中央区のアークホテル熊本城前で2023年度渉外担当者決起大会を開きました。金融・共済渉外担当者、JA役職員ら74人が参加し、本年度の事業の目標達成に向けて全役職員が意思を統一しました。
 野原泰夫組合長は「何でも値上がりが進む今のご時世で厳しい状況になると思うが、訪問や情報発信、お互いに情報提供を行い、組合員のために自信を持って活動していただきたい。計画的な推進活動が目標達成にもつながる。今年度も職員一丸となって頑張っていこう」と激励のあいさつをしました。
 金融、共済部長から事業目標についての説明の後、渉外担当者を代表して金融部門からコ永菜摘さん(本店営業支店)、共済部門から竹内仁美さん(くまなん支店)が体験発表を行い、田尻勝樹さん(北部支店)が野原組合長の前で決意表明をしました。渉外担当者は事業目標の早期必達を目指し、ガンバロー三唱で意欲高揚、意思の統一を行いました。


子ども食堂へ乾燥野菜とタマネギを提供 JA熊本市女性部

 JA熊本市女性部は熊本市中央区の本店で4月27日、1団体につき大根、ネギ、ゴボウの乾燥野菜各1パックとタマネギ30キロを11団体の子ども食堂代表者へ手渡ししました。前年度の女性部役員とJA職員ら6人が参加。乾燥機を使ってできた乾燥野菜の提供は初の試みです。
 提供した乾燥野菜は女性部が管理する子ども食堂支援用の畑で収穫した無農薬野菜の中で、大きすぎるものなど、そのままだと提供できない野菜を使い、女性部員で協力して切り分け、乾燥機を使ってできあがったものです。日持ちも良く、栄養価も高いことから受け取った子ども食堂の代表者は「日持ちするのは大変助かる。みそ汁やスープなどに使って早速子どもたちに食べさせます」と話しました。
 瀬上カチ子前女性部長は「できあがった乾燥野菜は自分たちでも試食をしたが、とてもおいしくできあがった。JA熊本共済連よりいただいた乾燥機を使って、更なる支援拡大を目指したい」と意気込みを話しました。