あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

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新規就農者を支援 就農・営農相談会・認定審査会を開く

 JA熊本市は新規就農希望者や定年帰農者などを対象とした就農・営農相談会、青年等就農計画認定審査会を開いています。市が主催となり、毎月10日と25日に北東地区、西南地区に分けて実施しており、将来の地域農業を担う担い手の不足や新規就農者の確保と育成を目的として2021年から取り組んでいます。
 10日は北区役所で2023年度初の認定審査会を開き、行政、JA営農指導員ら10人が参加しました。4月1日に就農した新規就農者の経営状況や作付け計画、栽培管理について話を聞きながら審査し、認定をしました。
同会は熊本市のホームページで開催を周知し、申請者は開催日までに今後の就農計画などを記載した書類を提出してもらいます。行政担当者が各分野の相談について、専門性を活かした丁寧な回答と情報交換を行い、新規就農者の手助けをしています
 JA営農指導員は「今後も参加者の円滑な就農を図るため、引き続き関係機関が連携して支援を行い、新規就農者の確保と育成に取り組む」と話しました。




小玉スイカ出荷最盛期を迎える JA熊本市東部スイカ部会小山戸島支部

熊本市東区戸島地区で栽培している小玉スイカが出荷最盛期を迎えています。品種は「スウィートキッズ」で、1月下旬から出荷が始まり、4月7日時点で日量100ケース(1ケース約8キロ)を関東地方中心に出荷しています。5月上旬まで続き、総出荷量4000ケース、販売金額2000万円を目指します。
 2023年度産は1、2月の寒波と曇天の影響で日照量が少なかったため、やや小玉傾向ですが、糖度は高く、シャリ感、味、色合い共に上々の仕上がりになりました。
JA熊本市東部スイカ部会小山戸島支部では農家5戸が無加温ハウスで栽培しており、ビニールハウスで収穫した小玉スイカは見た目や叩いた音を聞いて手選別し、箱詰め作業まで行ってから集荷場に持ち込みます。
 松野静一部会長は「今年も例年通り、糖度の乗った甘いスイカができた。最後まで、栽培管理を徹底し、高品質なスイカを消費者に届けられるよう努力していく」と話しました。
 


メロン出荷最盛期前の確認 市場を招いて現地検討会開く

JA熊本市西南東部地区メロン部会は4月7日、全国の主要取引市場13社を招き、春メロン中間現地検討会を開いきました。市場関係者、JA営農指導員ら19人が参加し、熊本市西南地区のメロン生産者のハウスを巡回しました。出荷が本格化する管内メロンについて市場と協議や意見交換をして有利販売を目指します。 検討会では品種「アンデス」「クインシー」「タカミ」「肥後グリーン」のハウス8カ所を巡回し、JA営農指導員が生育状況や栽培管理について説明しました。検討会では、市場関係者から規格や栽培管理などについての質問が上がりました。その後の会議では23年産メロンの生産や販売状況、出荷状況について報告した他、販売取り組みについて意見を交わしました。
 JA営農指導員は「2月初旬の低温、曇天の影響により4月出荷前半のメロンが小玉傾向にあるが、今後の晴天、気温上昇に伴って玉肥大良く、安定した出荷が期待できる。5月連休ごろの最盛期に向けて順調な出荷が見込まれる」と話しました。




熊本市大西市長と対談 青壮年部員の要望伝える

 JA熊本市、鹿本、熊本うきの青壮年部は3月下旬、熊本市中央区のKKRホテル熊本で大西一史市長との対話集会を開き、各地区の青壮年部員、JA職員、市から43人が参加しました。集会では青壮年部から市に要望や質問を投げかけ、農業分野を軸としながらも市政全般に渡り活発に意見を交わしました。
 青壮年部は原油価格、物価高騰への対策、鳥獣被害の防止対策、耕作放棄地の解消など農業者が抱える課題の提起や農業政策の要請を行うと同時に、市政や農業政策への理解を深めました。
大西市長は「農業経営を維持していくために、皆さんと一緒になって熟考して利用しやすい事業を展開していきたい」とし、「要望も踏まえながら検討していく」と述べました。
 JA熊本市青壮年部藤本太一部長は「近年の世界情勢の影響により生産資材の高騰等で農家は大変厳しい状況にある。また、半導体製造会社TSMCの進出については、熊本の経済にとって大変喜ばしい事ではあるが、一方で農家としては今後の雇用確保や賃金上昇等に対する不安もある。中、長期的に見ても課題が山積しているが、熊本市と一緒になって地域を盛り上げていきたい」と話しました。


出荷規格を確認 3年ぶりキャベツ査定会開く

 JA熊本市キャベツ部会は3月29日、JA城山支店で春キャベツの出荷査定会を開きました。本格化する出荷を前に出荷規格や箱詰めの確認を目的として3年ぶりに開催しました。生産者、市場8社、JA関係者ら35人が参加しました。出荷基準を確認し、統一することでキャベツの安定出荷、高品質維持につなげます。
 査定会では、同部会の宮川俊幸部会長が等階級や箱詰めの仕方、外葉の調整を実演しながら説明しました。市場代表者は「台風や1月の寒波の影響で春キャベツの収量は全体的に減っている。今年はコロナが落ち着いていることから観光客や外食が増え、消費地の需要が増える見込み。市場、JA、生産者一体となって有利販売を目指していく」と話しました。
同部会では35戸が7ヘクタールで作付けしています。品種「春ごろも」は現在日量400ケース(1ケース10キロ)を熊本、福岡、広島に出荷しており、5月上旬の最盛期に日量1500ケース(同)まで増える見込みです。
 宮川部会長は「3年ぶりに査定会を開くことが出来て良かった。改めて出荷規格を確認し、品質の高いキャベツを出荷していこう」とあいさつしました。