あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

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女性部、JA職員、子ども食堂のスタッフ共同作業・子ども食堂支援用ジャガイモ収穫

 JA熊本市、女性部、子ども食堂のスタッフは5月28日、竜田支店管内にある畑で子ども食堂支援用のジャガイモ収穫に取り組みました。今回はJA職員と子ども食堂のスタッフに収穫ボランティア募ったところ、計36人が集まり8アールの畑で汗を流しながら収穫に取り組みました。

 収穫した60コンテナ分のジャガイモは、熊本市内の子ども食堂へ提供する他、参加者全員に配られました。参加した子ども食堂のスタッフは「普段提供してもらっている野菜がどのようにして出来ているのか知れてよかったです。野菜のありがたさを感じながら、今後も食堂で使用していきます」と感想を話しました。

 女性部の瀬上カチ子部長は「収穫ボランティアを呼びかけたところ、管内の子ども食堂スタッフにも参加いただき、とても感激しました。じゃがいもの生育状況も良く、大量に収穫することができました。これからも地域貢献の為、女性部員の皆さんと力を合わせて活動を進めていきたいです」と話しました。



梅「玉英」「鶯宿」出荷開始・JA熊本市梅部会

 JA熊本市芳野選果場では5月17日、梅「玉英」「鶯宿」の出荷が始まりました。初出荷日は「玉英」「鶯宿」合わせて約500キロを荷受けし、広島、福岡、熊本に出荷。27日時点で約4トンを週3回出荷しています。JA梅部会は18人が6ヘクタールで作付け。5月下旬まで出荷が続き、その後部会のメイン品種「南高」に切り替わります。
 2022年産は例年よりも小玉傾向にあるが、開花時期に天候に恵まれ、生り込みが多い。
 同部会は高品質な梅を消費者に届けるため、果実に傷が付かないよう、丁寧に手作業で収穫をしています。
 梅の販売担当の木太郎さん(31)は「今が旬の梅を使って、梅ジュースや梅酒を作るなどして、季節感を楽しんでほしいです」と話しました。


「夢未来」ブランドの向上を目指す・JA熊本市柑橘部会通常総会

 JA熊本市柑橘部会は柑橘選果場で5月20日、第23回通常総会を開きました。部会員、行政、業者、JA関係者らが出席し、2021年度事業実績並びに収支予算報告と22年度事業計画、役員改選など9議案を可決・承認。役員改選では、藤森稔さん(57)を部会長に選任しました。部会員一丸となって、JAオリジナル「夢未来」ブランドの向上と柑橘経営の安定を図ります。
 21年度の実績は生産量2万4493トン(前年比113%)、売上高46億8982万円(同110%)と前年度を上回る実績となりました。品種「尾崎」の生産量拡大と安定生産対策に努め、市場と連携した計画出荷を実施。部会員の所得向上に向け、有利販売に取り組みました。
 22年度は生産量の安定出荷、高品質ミカン作り、基本管理の徹底などを重点対策に掲げ、取り組んでいきます。
 藤森部会長は「今年も部会員一丸となって夢未来ブランド向上と、高品質出荷を目指して頑張っていこう」と意気込みを話しました。
表彰者は以下の通り。
▽極早生の部=内田明利(横山支部)、早生の部=田中信太朗(白浜支部)、尾崎の部=上杉法博(尾跡支部)、普通の部=坂本大和(白浜支部)
▽特別賞=上村繁三(中川内支部)


子ども食堂で食育・バケツ稲作り体験を開く

 熊本市北区楡木で活動する楡木子ども地域食堂「なごみ」は5月14日、JA熊本市営農部営農指導課と連携し、食堂へ来た参加者にバケツ稲作り体験を開きました。食農教育を目的として同課に協力を仰ぎ、取り組みを始めました。食堂の参加者だけでなく、地域の小学校にも同体験を開き、自治体や小学校と協力して食農教育に力を入れています。

当日は苗箱と土、種子を用意。1組10人を目安に播種作業を開始し、6班で種まきをしました。最初に指導員からお米の一生や作り方、品種について説明があった後、苗箱に土を入れ、種まき、覆土までを体験しました。体験後はバケツ稲のマニュアル、JA管内の米、麦、大豆を紹介する冊子をプレゼント。参加した子ども達は「初めてやってみたが、意外と簡単でした。これからどんな風に成長していくのか楽しみです」と感想を話しました。

今後は6月に育てた苗をバケツへ定植。10月に収穫体験を予定しています。その間、子どもたちには成長過程を見に来てもらいます。

同食堂の渡邉和代さんは「地域の高齢化で田植えをしない生産者が増え、小学校の授業で行っていた田植え体験ができなくなっています。食農教育として、食堂で出来ることはやっていきたいです。この活動は継続して取り組んでいきます」と話しました。



もち麦「くすもち二条」収穫開始・供合営農組合

 JA熊本市東部支店管内の供合営農組合は、5月上旬からもち麦の収穫を開始しました。品種は「くすもち二条」で30ヘクタールを作付けしています。もち麦は食物繊維が豊富で健康食材として国内の需要が増えています。5月9日に2台のコンバインを使い、4ヘクタールを収穫しました。昨年取り組んだ追肥試験の結果を基に追肥の量を調整し、総出荷量162トンを目指します。

 2022年産は冬の寒波の影響で生育が遅れたものの、その後の天候に恵まれ例年通り順調なスタートを切りました。収量は昨年の8割を見込むが、品質は良好です。

 同組合は出荷が集中しないよう、期間を分けて麦を栽培します。もち麦から始まり、5月中旬に小麦「チクゴイズミ」、6月上旬に「ミナミノカオリ」と作業を分散します。

 営農指導員は「昨年の試験で平年以上の収量が採れました。今年は試験結果から更なる収量増加を目指して、新たな試験を計画しています。高品質栽培を目指して、引き続きもち麦の指導に努めます」と話しました。