あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

トピックス - トピックス

コナジラミの防除呼び掛ける・トマト黄化葉巻病調査

 熊本県病害虫防除所は10月27日、熊本県でトマト黄化葉巻病の発生を冬春トマト栽培地域で確認。これを受け、病害虫発生予察注意報を発表しました。コナジラミ類の発生量増加に伴い、黄化葉巻病の被害がさらに拡大することが懸念されます。感染を防ぐには媒介昆虫であるコナジラミの防除が重要であることから、徹底対策を呼び掛けました。

 

12月2日にJA熊本市の指導員と行政関係職員6人が管内のハウス栽培のトマト(58戸)を調査しました。黄化葉巻病の発病株率0.4%(平年0.8%)と平年以下の結果となり、黄化病の発生株率1.7%となりました。

 JAでは、「入れない、増やさない、出さない対策」に取り組み、コナジラミ類の被害を最小限に抑えています。コナジラミの早期発見を目的とした、黄色粘着板設置、ハウスの開口部には目合い0.4ミリ以下の防虫ネットを設置、苗段階での新剤ベミデタッチ(忌避剤)による行動抑制、定植前の潅注防除、定植時の粒剤使用、定期的な防除により発生を抑えます。指導員は「定期的な呼び掛けにより、今年も平年以下の発生に抑えられました。更に発生率を下げる為、対応を検討していきます」と話しました。


夢未来ブランドPR・夢未来みかん祭り開催

 JA熊本市柑橘部会と市農畜産物生産出荷組合は12月3日、同市中央区上通町のびぷれす広場で「夢未来みかん祭り〜河内町特産品フェア〜」を開きました。全国でも有数の柑橘産地である夢未来ミカン、河内地区の海産物を販売。夢未来ブランドのPRと消費拡大を図るのを目的として今年で13年目を迎えます。

 

新型コロナウイルスの感染防止対策として、毎年恒例のミカンの詰め放題ではなく、袋詰めした状態で販売。同時に、お歳暮用のミカンの宅配も受け付けました。JA直販部会が出荷する地元で採れた農産物の販売や加工品ブースも展開。毎年訪れる常連客も多く、夢未来ブランドの定着が伺えました。

 柑橘部会の田中博文総務部長は「今年も例年同様、たくさんの人に足を運んでもらい、終始賑わっていました。まずは地元の人に夢未来ミカンを知ってもらうため、どのような形であれ続けていきたいです」と話しました。


カラー出荷開始・JA熊本市御幸カラー部会

 熊本市の御幸地区では、豊富な地下水で育ったカラーの出荷が11月20日より開始しています。12月1日時点で、日量1500本前後を週2回、主に関東方面に向けて出荷。3月から最盛期に入り、最大で日量約5000本となる見込みです。5月上旬まで続き、計13万本を計画しています。

 

 同部会は3人の生産者が60アールで作付け。収穫から花の選別、箱詰めまで生産者が手作業で行っています。早朝に運び込んだカラーを長さ、大きさに分けて1束ずつ丁寧に選別し、苞が白い「ウェディングマーチ」と熊本県の育成品種「ホワイトトーチ」、苞が緑色の「グリーンカラー」、「レモングリーン」の4種を出荷します。

 2021年産について、園田重信部会長は「生育は遅れ気味ですが、花の色や形は高品質なものができています。新たな資材を導入し、より良いものを生産していきたいです」と話しました。


スティックセニョール出荷順調・品質良好・JA熊本市スティックセニョール部会

 JA熊本市管内で11月8日より、スティックセニョールの出荷がスタートしました。22日時点でL階級中心に週6回、日量約200ケース(1ケース3キロ)を出荷。JAスティックセニョール部会では、生産者48戸が7.3ヘクタールで栽培。3月下旬まで99トンを計画します。

 

 今年は、高温乾燥の影響で出荷が前倒しとなりましたが、現段階で順調に生育しています。茎の太さ、長さ共に良好の出来です。

 熊本市南区の吉岡優作副部会長の畑では、9月10日に定植した苗が収穫の時期を迎えていました。吉岡副部会長は「減農薬と土づくりに力を入れています。肥料を使わずにもみ殻などで作った自家製の堆肥と、食物残渣で作った堆肥を混ぜた栄養豊富な畑で、高品質栽培を徹底していきます」と話しました。

 部会の取り組みとして、スティックセニョールは天候に影響されやすいため、定植時期の分散をして、安定供給を図る他、スティックセニョールのレシピが掲載したパンフレットを配り、消費拡大にも努めます。


子ども食堂管理者に伝統的なみそ造りをつたえる・JA熊本市女性部

 JA熊本市女性部は11月17日から3日間、子ども食堂の管理者にみそ造り講習会を開きました。JA供合女性部員指導のもと、管内の子ども食堂5団体が参加。作ったみそ120キロは参加した団体で分配し、子ども食堂で使用します。実際に自分たちで造ることで、伝統的なみそ造りを広め、安全で安心なみそを食べてもらうことを目的として企画しました。
 講習会は、1日目に麦麹を作り、2日目に麦麹を広げて寝かせ、3日目に蒸した大豆と麦麹、塩を合わせてミンチ機に入れる合計3日間の作業を体験。体験後は、みその保管方法や、みその調理方法など質問があがりました。
 供合支部で作るみそは、材料となる大豆、麦は熊本市産のもので、無添加みそのため、安心して食べられます。
 瀬上カチ子女性部長は、「無添加のみそを食べて、おいしいと喜んでもらえたら嬉しいし、活動の意欲につながります。子ども食堂を通して、供合みその良さやおいしさを知ってほしいです」と話しました。