あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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地元の中学生がJAについて学ぶ・JA熊本市柑橘選果施設職場体験

 熊本市西区河内町にあるJA熊本市柑橘(かんきつ)選果施設では、ビジネスインターンシップ研修として、熊本市立河内中学校2年生3人を15日から2日間受け入れました。実際の職場で体験することで、事業内容を学び、将来の仕事に対する意識を高めてもらうことが目的です。

 実習に来た生徒は職員の案内で同選果場を見学し、ミカンのことや選果場の流れについて学んだあと、ハウスみかんの選果作業や袋詰めを体験しました。

 ミカンの袋詰めを体験した中尾小太郎さん(13)は「家がミカン農家で、将来家を継ごうと思っています。今回の経験を将来に活かせるようたくさんのことを学んでいきたいです」と話しました。



親子田植え体験・米について学ぶ

 熊本市中央区にある熊本大学教育学部附属小学校の1年生36人は7月2日、池亀町の水田5アールで親子田植え体験をしました。JA熊本市営農部営農指導課と西熊本支店が連携し、普段食べている米を身近に感じてもらおうと、食農教育の一環として2018年度から取り組みを始めました。

 当日は同課が田植えのやり方を説明。熊本県産オリジナル品種「くまさんの輝き」の苗を児童に手渡し、横一列に並んで苗を植え付けました。児童は親に見守られながら慣れない作業に汗を流し、一生懸命に取り組んでいました。田植え後の感想では「最初は難しかったけど、楽しかったです」「これからどんな感じで成長していくのか楽しみです」など笑顔で話しました。

 田植えで余った苗は児童に提供し、バケツ稲を作る計画。JAはバケツ稲の作り方や生育のアドバイスなど指導の協力をしていきます。

 水田を管理する西熊本支店古閑誠運営委員長は「今の時代、田植えを経験している子は少ないと思います。毎日食べているお米がどのようにして出来るのか、この体験を通して少しでも感じてもらえたら嬉しいです」と話しました。



JA熊本市肉用牛研究会通常総会・「黒毛和牛」PRに努める

 JA熊本市肉用牛研究会は6月29日、本店で通常総会を開きました。会員、行政、JA関係者ら約20人が参加。2021年産事業実績報告や監査報告の他、22年産事業計画や役員改選承認など3議案を可決、承認しました。

 21年度は高品質出荷や生産者の所得向上のため、防疫マニュアルに基づいたチェックリスト活用や随時、枝肉勉強会を開きました。

 22年度は新会員1人を加えた11人で、牛肉の消費拡大や地産地消の取り組みのため、市区町村に向けた「黒毛和牛キャンペーン」を実施します。また品質向上に向けた先進地の視察研修会、勉強会に取り組みます。

 同会の古閑隆雄会長は「畜産農家は現在厳しい状況にありますが、キャンペーン等に取り組んで黒毛和牛を広めていきたいです。その為にも会員一丸となって良い牛を生産していこう」とあいさつをしました。



青壮年部員が田植え指導・JA熊本市青壮年部竜田支部

 JA熊本市青壮年部竜田支部は6月24日、熊本市立龍田小学校の5年生4クラスの約120人に田植え指導をしました。食農教育の一環として毎年開催しています。生徒は品種「ヒノヒカリ」の苗を4.5アールの田んぼに手で植え付けました。

 同支部の宮田和典支部長が苗の植え方や持ち方を説明。その後部員8人と生徒が一緒に田んぼに入り、1クラス10列分の苗を植え付けました。部員らは生徒の前に立ち、植え方を丁寧に教えていました。体験した生徒からは「初めて田んぼに入りました。土の感触が楽しい」「思っていたよりも難しくて大変だった」と感想を話しました。

 田んぼを管理する松岡公子さん(68)は「この田植え体験は昔からずっと続いている活動です。活動を通して子どもたちが農業に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。これからも活動は続けていきます」と話しました。



父の日には牛乳(ちち)を贈ろうキャンペーン・熊本市長に牛乳を贈呈

JA熊本市酪農女性部と火の国酪農業協同組合酪農女性部は6月13日、熊本市の大西一史市長を訪ね、県産牛乳を贈りました。「父の日には牛乳(ちち)を贈ろう!」キャンペーンの一環で3年ぶりに対面で行われました。酪農家や乳業関係団体が全国で取り組み、牛乳を父の日ギフトとして定着させ、消費拡大を目指します。

同JA酪農女性部の富田裕美部長が大西市長へ手渡しで贈呈。贈呈したのは「お父さんありがとう。ちちの日には牛乳(ちち)を」と描かれた期間限定保冷ポットに入った瓶牛乳3本(1本900ミリリットル)とらくのうマザーズ阿蘇ミルク牧場作られた牛乳「阿蘇の雫」とチーズセット。試飲した大西市長は「とてもおいしいです。皆さんが生産した牛乳やチーズを食べて熊本のお父さんたちは家族のために頑張れます」と笑顔で話しました。

JA酪農女性部の富田部長は「今、肥料や牛の餌の価格が高騰しており酪農家としては厳しい状況が続いています。生乳の消費拡大のためにも今後はPR活動に力を入れていきたいです」と話しました。