あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

トピックス - トピックス

大豆「すずおとめ」収穫開始・12月上旬まで続く

熊本市の農事組合法人秋津営農組合は10月23日から、大豆「すずおとめ」の収穫を始めました。「すずおとめ」10ヘクタール、「フクユタカ」76ヘクタールを合わせた86ヘクタールを収穫。11月上旬からフクユタカの収穫が始まり、好天が続けば12月上旬まで続く見込みです。

 

作業は、オペレーター12人が手分けして、コンバインで収穫します。2021年産は、9月、10月の日照りと乾燥の影響で例年より収量がやや少ないと予想。外見、品質は申し分ない出来です。

「すずおとめ」は、全量を食品メーカー「丸美屋」と契約栽培しており、今年も県内小中学校の給食用納豆へ加工します。現場の担当職員は「今年は天候に左右されました。生産者と協力しながら、最良の方法を模索し、品質向上、収量増加を目指していきます」と話しました。


「エースピーマン」初出荷・JA熊本市東部ピーマン部会

 熊本市南区会富町のJA野菜選果施設で、品種「エースピーマン」の出荷が始まりました。初出荷の11月1日には、20ケース(1ケース4キロ)が出揃いました。JA東部ピーマン部会は、生産農家14戸が3.6ヘクタールで作付け。翌年7月上旬まで続き、総出荷量360トン、販売金額1.5億円を目指します。

 

 2021年産は、日中の温度が高かったため、湿度や水管理が難しく、チャノホコリダニなどの病害虫も多々見られましたが、防除を徹底した結果、色や形、品質良好なピーマンができています。

 同部会は、全員が農薬低減のため、天敵を導入し、低コスト、減農薬栽培を実施しています。中村豊進部会長は「今年の冬は寒暖の差が激しいと予想されています。温度管理が難しくなりますが、調整しながら適期管理をしていきたいです」と話しました。


ミニトマト出荷順調・JA熊本市ミニトマト部会

 JA熊本市管内で2021年産ミニトマトの出荷が始まりました。熊本市南区会富町の野菜広域選果施設では、初出荷の9月18日に、47ケース(1ケース3キロ)が持ち込まれ、関東、関西を中心に出荷しました。10月1日時点で、日量200ケースを週3日で出荷。翌年7月中旬まで続き、総出荷量850トン(前年比111%)を目指します。

 今年は品種を「小鈴」から「千果」に変更。黄化葉巻病や、耐裂果性に優れ、ヘタどれにも強いため、秀品率向上と出荷量の増加が期待できます。果形はきれいな球体で、ヘタの形状も良く、光沢があるのが特徴です。

 同部会は8戸が6.3ヘクタールで作付けをします。堆肥を主体にした土作りや、防虫ネット・粘着シート利用による減農薬栽培など安全、安心に配慮した生産管理を徹底しています。

 営農指導員は「今年は品種を変更したため、収量や品質にどのように影響があるのか記録していきます。現段階では、昨年よりも形状が良く、収量も増加傾向にあります。年末の出荷最盛期に向けて準備を進めていきます」と話しました。


「豊福」出発式・全国へお届け・JA熊本市柑橘部会

 全国でも有数のミカン産地である熊本市西区河内町の柑橘(かんきつ)選果場で9月26日、出荷本番を迎えるミカン「豊福」の出発式を開きました。JA管内の参加者の声に見送られ、ミカンを積んだトラックが全国へ向け出発しました。

 同日、選果場近くの河内稲荷神社で安全出荷を祈願。早朝から柑橘部会役員、JA関係者らが集まりました。祈願後の出発式では、同部会の上村英哉部会長が「今年も消費者においしいミカンを届けるため、生産者一丸となって安定出荷に努めよう」と呼び掛けました。

 柑橘選果場では、極早生を皮切りに、11月から早生、普通と続き、関東から九州まで全国へ出荷します。


トマト「麗容」初出荷・品質良好・JA熊本市トマト部会

 熊本市南区会富町のJA熊本市野菜選果施設では、トマト「麗容」の出荷が始まりました。初出荷の9月17日には、147コンテナ(1コンテナ12キロ)が出揃い、関東、関西方面に出荷しました。

JAトマト部会は、生産農家42戸が19ヘクタールで作付け。翌年6月下旬まで続き、総出荷量3000トン、販売金額10億円を目指します。

2021年産は、8、9月の高温、乾燥によりトマトの裂皮、奇形果が多々見られたが、現在は落ち着いています。品質良好で、出荷量も増加傾向にあります。

部会は、高温対策として、細霧装置や遮光カーテンを取り入れ、こまめな温度管理や栽培管理を徹底しています。選果場の指導員は「コロナ禍の影響で恒例の試食宣伝会を控えていますが、市場や卸売業者と積極的にリモート会議を開き、有利販売に努めたい」と話しました。