あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

トピックス - トピックス

乙畠そば満開・例年以上の仕上がり・乙畠営農組合

 熊本市南区畠口町の乙畠地区で、3月下旬に播種された春ソバの花が満開となり、一面の白い花畑が広がっています。有明海に面した海岸沿いの地区で、温暖な気候が全国でも珍しい春ソバ栽培に適しています。開花期には観光作物として見物客で賑わいを見せます。
 乙畠営農組合は、水田の有効利用と地域活性化を目的として、5ヘクタールでオペレーター10人が、水稲作付け前の休耕田を有効利用し、春ソバ「春のいぶき」を栽培しています。2021年度は種まきと肥料配布を機械を使って実施。また、試験的に肥料の量を調整しました。10アールにつき、20キロ・40キロの2パターンで肥料を振り試験。どちらも例年にない上出来な仕上がりになり、生育期の災害もなく順調に生育しています。岡村泰典組合長は「今年は今までで一番良いできに仕上がりました。良い物を作るため、様々な試験を実施していきたいです。6月の収穫に向けて準備を進めていきます」と話しました。
 今年はコロナの影響で中止となったが、同組合は、毎年地元の保育園や子供会等を対象に、種まきや収穫体験、そば打ち体験、試食会などのイベントを開催し、食育教育にも積極的に取り組んでいます。
 収穫された春ソバは、玄ソバとして製粉業者に販売。一部は乾麺に加工し、「乙畠そば」としてJA熊本市の各支店で販売します。


子ども食堂にタマネギ、大根提供・JA熊本市女性部

 JA熊本市女性部は、地域貢献活動の一環として、熊本市が取り組む子ども・子育て支援事業「子ども食堂」に大根とタマネギを提供しました。孤食の子どもたちへ農産物のふれあいを通して食することの楽しさや新鮮な野菜を食べてもらうため、子ども食堂に参加する団体へ提供する野菜の栽培に取り組んでいます。また、子ども食堂を通して、地域の高齢者や留学生にも支援しています。
 5月11日に中央区南熊本の本店で、1団体につき、大根20本、タマネギ約35キロを10団体の子ども食堂の各代表者へ手渡ししました。
 提供した大根とタマネギは女性部が管理する子ども食堂支援用の畑で収穫したものです。無農薬栽培の為、安全・安心な物を提供しています。受け取った熊本YWCAなかよしクラブの吉村千恵さんは「毎回支援いただき、とてもありがたいです。頂いた野菜は新鮮でおいしいので、食堂みんなから喜ばれています」と話しました。
 女性部の瀬上カチ子部長は「今は、畑2、3ヵ所で支援する野菜を栽培していますが、最終的には全地域で取り組みたいです。自分たちの無理のない範囲で、計画的に取り組んでいきたいです」と意気込みを話しました。


新型コロナウイルス感染症対策について


●新型コロナウイルス感染症対策について●
 

 JA熊本市では新型コロナウイルス感染症への対策として、店舗窓口等に飛沫防止スクリーンと消毒液を設置しております。また、農産物生産者の生産、販売活動が停止する等の事態を防止し、完成リスクの軽減を図るため、本店及び選果施設にサーモカメラを導入しています。

 

《サーモカメラ設置施設》

柑橘選果施設 | 北部選果施設 | 野菜選果施設


もち麦収穫開始・健康食材として試験栽培・供合営農組合

 JA熊本市東部支店管内で5月上旬、2021年産もち麦の収穫が始まりました。品種は「くすもち二条」。食物繊維が豊富で健康食材として使用します。供合営農組合では、今年から試験的に栽培。追肥の量を10アール辺り4キロ、2キロ、追肥無しの3通りの方法で試験します。
 5月10日に2台のコンバインを使用し、3ヘクタールを収穫しました。今年は天候に恵まれ、生育は順調。品質、収量共に平年並みの仕上がりとなっています。来年は、今年の試験の結果を活かし、栽培面積を10倍の30ヘクタールに増やす予定です。供合営農組合長の水谷家津雄組合長は「もち麦は、健康食材として国内の需要が増えています。今後は、業者と提携し、新商品を作るなど計画しています。もち麦を引き続き頑張って育てていきたいです」と話しました。
 JAは集中出荷にならないよう、期間を分けて麦を栽培します。もち麦から始まり、5月下旬にチクゴイズミ、6月上旬にミナミノカオリと作業の分散化を図ります。


麦種子「シロガネコムギ」圃場を審査・全圃場基準クリア

 JA熊本市東区健軍地区で、第2回2021年産麦種子「シロガネコムギ」の圃場(ほじょう)を県央広域本部の農業普及・振興課、市役所、全国農業共済協会、JA担当職員が審査しました。4月中旬の出穂期と5月中旬の糊熟期に実施し、変種や異品種が含まれていないか、病害虫の発生がないかを調べました。
 5月10日、管内の健軍地区30ヘクタールを2班に分かれて行動。麦の種子の生育状況を確認するため、同JAの種子審査規定に則り行われました。審査の結果、全圃場が基準をクリア。2022年産播種用種子として5月下旬に収穫する予定です。その後、審査会、精選、農産物検査など厳しい基準に適合したものだけが種子として認められ、出荷されます。
 普及・振興課の職員は「生育も順調に進んでおり、概ね良好。収量も期待できます。今後の天候に気をつけながら、引き続き管理をお願いしたいです」と講評しました。