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■「肥後のでこなす」出荷本番

 全国有数の産出量を誇る、熊本市西南部を中心に生産される冬春ナス「肥後のでこなす」の出荷が本格化しました。同市会富町のJA野菜選果施設では11月2日、生産者が収穫した約30㌧のナスを選果。9月20日に初出荷した今年産ナスは高温気候による影響が懸念されましたが、病害など大きな被害も無く生産者の努力により生育は順調です。
 JA熊本市茄子部会はエコファーマーの171人が約72㌶で栽培。主に関東や中京、関西などの消費地に向け出荷し、今年産は翌年6月末まで約1万1520㌧の生産販売を計画します。部会では、連作に対応するため土壌分析に基づく土作りや、防虫ネット・粘着シートの使用を徹底し農薬の低減を図るなど栽培技術を平準化。高品質のナス作りと安定出荷に努めています。
 部会長の後藤義明さん(61)は「消費者が望むおいしいナスを作ろうと生産者は頑張っている。今年も女性部による試食宣伝会や、市街地での販促活動などを展開し消費拡大を図りたい」と意欲的です。

出荷本番を迎えたナスを収穫する後藤部会長