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■早生ミカン 収穫最盛

 全国有数の温州ミカン産地、熊本市河内町のミカン園で早生ミカンの収穫が最盛期を迎えました。JA熊本市柑橘選果施設では11月15日、約200トンの生果ミカンを選果。関東の市場を中心に全国に出荷し、12月下旬まで8500トンの生産販売を計画します。
 JA熊本市柑橘部会は429人のエコファーマーが、JAブランド「夢未来みかん」の生産に取り組んでいます。部会では、園地をマルチシートで被覆しミカンの糖度を高める技術のほか、病害対策や摘果講習などで栽培技術を平準化。「天候に左右されないミカン作り」に努めています。
 また、消費拡大と価格の安定を図るため、女性部・青年部を中心にした販促PR活動や、生産者への出荷割当に基づく市場と連携した計画販売を徹底。消費地での有利販売につなげる狙いです。
 部会長の東紀巳雄さん(57)は「あまみが強く程よい酸味のミカンに仕上がっている。多くの消費者に食べてもらいたい」と話します。
 今後は樹上分割採取や適期収穫、家庭選別を徹底し、高品質ミカンの出荷で「夢未来みかん」ブランドの確立を目指します。

1つずつ丁寧に収穫する東部会長