1. トップページ
  2. トピックス

■新入職員らが農家体験

 JA熊本市の平成22年度新入職員が11月15〜17の3日間、管内の農家で農業を体験しました。農家および地域に密着した職員を養成しようと、JAが平成16年から毎年実施。12月の3日間と合せ同職員25人は、2〜3人一組に分かれてミカンやミニトマト、花などを栽培する9戸の農家で農作物の収穫や管理などを実習します。
 本店で行った出発式で、村上一也組合長が「厳しい農業情勢や農家の苦労などを感じ取ってほしい。信頼される姿勢で取り組んでもらいたい」と激励しました。
 早生ミカンが出荷最盛期を迎えている同市河内町のミカン園では吉本将吾さん(23)と清田翔太さん(19)が収穫に挑戦。生産者の東紀巳雄さん(57)から「他のミカンに傷が付かないようヘタの部分は必ず『2度切り』して」と指導を受けながら作業に取り組みました。同市海路口町でミニトマトを栽培する永井豊さん(52)のビニールハウスでは、藤田加奈子さん(23)と古村緑さん(22)が茎を誘引するためのひもの取付け作業を体験。トルコギキョウなど花の栽培に取り組む同市上南部の大津隆満さん(63)のハウスでは、3人の女性職員が加温設備の準備など管理面を学びました。
 職員らは「農業の現場を学び、今後の業務に生かしたい」、「栽培管理は手作業が多く大変と思った。組合員の方々の要望に応えられる職員を目指したい」などと話し、真剣に取り組んでいました。

東さん(奥)と一緒に収穫作業
永井さん(右)に教わりながら栽培管理に取り組む職員ら
職員らに花の切り方などを説明する大津さん(右)