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■スティックセニョール初出荷

 熊本市会富町のJA熊本市野菜選果施設で11月16日、管内西南部を中心に栽培される茎ブロッコリー「スティックセニョール」の出荷が始まりました。高温気候による根の活着への影響が懸念された今年産は、9月中旬から定植し10月以降の気温の安定とともに順調に生育。初日は2戸の農家から持ち込まれた20ケース(1ケース3キロ)を関東や地元市場に出荷しました。
 JA熊本市スティックセニョール部会は生産農家38戸(前年比10戸増)が4.9ヘクタール(同29%増)で栽培。部会の前身の研究会が、米価が下落する中での新規作物として導入した平成19年から作付面積は3倍近くに拡大しました。
 部会長の上村恒治さん(61)は「スティックセニョールは規格の順守など徹底した出荷調整作業が必要だが、比較的軽作業で栽培でき長期間安定した出荷が見込める」と話します。部会では翌年3月下旬まで、48トン(同33%増)の生産販売を計画。今後も厳選した製品の出荷を徹底します。

均一した品質で出荷される「スティックセニョール」