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■愛菜キャベツいかが

 熊本市西部の城山地区で3月2日、春キャベツの出荷が本格化してきました。同地区の春キャベツは国指定産地。今年産は天候不順で生育に遅れが見られるものの、例年以上に甘みの強いみずみずしいキャベツに仕上がりました。
 JA熊本市キャベツ部会はエコファーマーの70人が40ヘクタールで栽培。堆肥主体の土作りを基本に、持続性の高い農業生産方式を実践します。部会では、霜に強く低温でも生育が旺盛な春玉系品種「彩々丸」の生産を推進。葉質の柔らかさと甘みが特徴で、収穫間際に寒い時期を迎えるため病害虫被害もほとんど見られません。
 部会長の礒野強奇さんは「新鮮さや安全はもとより、消費者においしいキャベツをきれいな状態で食べてもらいたい」と話します。「春一番の愛菜キャベツ」と記された厚手の出荷箱は防水加工を施し、品質や鮮度保持を徹底しています。JAでは主に中国地方を中心に福岡や地元市場にも出荷。4月下旬に出荷のピークを迎え、5月下旬まで1100トンの出荷量を計画します。

「彩々丸」を手にする礒野部会長(左)と三原勉副部会長
1つずつ丁寧に収穫する礒野部会長
品質保持のため、防水加工した厚手のダンボール箱で出荷
葉質と柔らかさが特徴の「菜々丸」