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■「ひご野菜」を生産基盤に

 JA熊本市いきいきくまもと農業塾の地区活動として、塾生の健軍オリーブ会会員ら13人は5月9日、同市小山町の畑約12㌃に「ひご野菜」の苗を植えました。
 「ひご野菜」は古くから栽培されている郷土野菜で、同市が15品目を指定。伝統のカボチャ「春日ぼうぶら」を中心に、JA農業支援センターは昨年から栽培の普及に取り組んでいます。
 畑には「春日ぼうぶら」130株の他、次年度用苗の親株として「水前寺菜」70株と「熊本いんげん」10株を定植。無農薬栽培で施肥や除草などを行いながら、約3カ月後に収穫する予定です。健軍オリーブ会の光永眞由美会長は「品目や作付面積を拡大し、本格的な出荷を目指したい」と張り切っています。
 収穫した野菜は同市のレストランや菓子メーカーなどに食材として使ってもらい、商品価値や認知度を高めて販路拡大を目指します。JAでは「ひご野菜」を軸に都市部農家の生産基盤を確立し、遊休農地の解消や伝統野菜の普及につなげていく方針です。

作業に取り組む健軍オリーブ会の会員ら