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■高温対策に「くまさんの力」拡大

 高温耐性に優れた水稲品種「くまさんの力」の植え付け作業が6月22日、JA熊本市管内の共同乾燥調整施設(秋津・飽田)周辺を中心に始まりました。
 白未熟粒の発生など高温障害に対処するため、JAでは平成21年産から新品種として導入。23年産は作付面積約800㌶(前年比14.3%増)を計画し、初年度の120㌶から6.6倍に拡大します。昨年は記録的な猛暑で既存品種の等級が低下傾向にあった中、「くまさんの力」は約9割が1等米でした。
 JA管内の23年産うるち米は約2100㌶に作付け予定。「くまさんの力」のほか「ヒノヒカリ」約550㌶(同5.2%減)と「森のくまさん」約100㌶(同23.1%減)で全体の7割近くを占める中、高温条件下でも安定した品質・収量が見込める「くまさんの力」への品種転換が進んでいます。
 JA営農部では今後、営農指導員による圃場巡回や現地検討会などを予定。米の品質向上を目指し、農家の栽培管理指導を徹底していきます。

品質・収量とも期待される「くまさんの力」の植え付け