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■格付け厳格に良質の麦出荷

 平成23年産麦の検査が7月13日、JA熊本市画図農業倉庫で始まりました。初日は南部及び画図支店管内の生産者が拠出した普通小麦968袋(1袋30㌔)の作柄を、JAの農産物検査員ら8人が分析。粒の形質・色などを見極めた結果、1等は長雨前に刈り取った約5%(47袋)で、残りは退色や充実不足により2等以下に格付けしました。
 JA管内は共販農家63戸と2生産組織が普通小麦111.1㌶のほか、麦種子53.8㌶と大麦15.5㌶を栽培。品種は小麦粉用の「シロガネコムギ」や日本麺に適した「チクゴイズミ」、パン用小麦の「ミナミノカオリ」が中心です。今年産麦は6月上旬から降り続いた長雨で冠水や倒伏などの被害が発生し、約45㌶はトラクターですき込み処分しました。
 同JA普通作部会の出田明人副部会長は「品質の良い麦を出荷するため、収穫した麦は適正に区分したい」と話しています。麦種子の検査は7月26日から始まり、麦の出荷は8月上旬まで予定。

1等サンプル(右)と見比べ麦の品質を見極めるJAの農産物検査員ら