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■「肥後のでこなす」初出荷 つや良く品質良好

 全国有数のナス産地の熊本市西南部で9月19日、「肥後のでこなす」の出荷が始まりました。今年産は定植期の大雨で根の傷みや活着不良が懸念されましたが、生産者の努力と8月下旬以降の好天により順調に生育。果実肥大も良好な、つやとボリューム感のあるナスに仕上がりました。
 同市会富町のJA熊本市野菜選果施設では約7㌧を選果。長さ24㌢程の2Lサイズを中心に1800ケース(1ケース4㌔)を中京や関西などの市場に出荷しました。
 ハウス栽培の冬春ナスはJA熊本市茄子部会の165戸(前年比6戸減)が約74㌶(同3%増)で生産。品種は長ナスの「筑陽」で、濃い紫色の果皮と緻密に詰まった果肉が特徴です。部会長の甲斐祥文さんは「9月は天候に恵まれ台風がそれたのも好条件となり、ナスの生育・出荷とも順調な滑り出し」と話していました。
 JAでは今年産出荷量を1万1800㌧(同3.5%増)と計画。今年度も部会女性部による主要消費地での販促PR活動や、「ナスの日」キャンペーンなどにより消費拡大対策を強化します。主な出荷先は関東、関西、中京方面で、翌年6月末まで出荷します。

品質や大きさ、外観などが厳選される「肥後のでこなす」