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■極早生ミカン出荷スタート

 極早生温州ミカンの出荷が9月20日、熊本市河内町のJA熊本市夢未来柑橘選果場で始まりました。天候不順で開花が平年より約1週間遅れましたが、生産者の努力により果実品質は良好。22日の店頭初売りに向けて選果した約30㌧を関東の市場を中心に出荷しました。
 品種は「肥のあかり」で、JA熊本市柑橘部会の農家220戸が23㌶で生産します。糖度10度以上クエン酸1%以下で甘みが強く、果皮が色づく前に早期に出荷できるのが特徴。JAでは30日まで集荷し、約400㌧の出荷を計画しています。
 部会ではミカンの糖度を高めるため、地面をマルチシートで覆う対策を徹底。集荷する「肥のあかり」は被覆率100%の園地に限定しています。部会長の東紀巳雄さんは「土作りや摘果作業のほか品質向上対策に取り組んできた。消費者に信頼される安全でおいしいミカンを出荷したい」と意気込みを語りました。

果皮全体が黄色に色づく前に果肉が完熟する「肥のあかり」