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■産地に市場側招き出荷対策確認

 JA熊本市園芸部会は10月20日、全国の主要取引市場26社を産地に招き、平成23年産秋冬野菜・果実出荷検討会を開きました。取引市場関係者らは、同市西南部で栽培が盛んなナスやトマト、ミニトマトのほか、北部地区で生産されるアールスメロンの栽培圃場を視察。本格的な出荷シーズンを迎えたハウス内では、各品目の部会長やJA営農指導員が農産物の生育概況や生産取り組みなどを説明し、連携を密にした出荷対策を確認しました。
 同JAでは23年産販売目標額を、園芸合計で85億2000万円(前年比1%減)と設定。「農家所得の最大化」に向けた重点対策として、品目別生産出荷販売計画の策定・推進により、商品力のある求められる農産物と「夢未来くまもと」ブランドの確立に努めます。また、「夢未来」商品を取り揃えたフェアや部会女性部による試食宣伝会などを通じて販売力を強化し、出荷形態・物流の見直しも行ってコスト低減を図ります。
 JA園芸部会の上村恒治部会長は「安全・安心はもとより高品質生産と安定出荷に向けた産地の取り組みを市場側に伝え、消費地での有利な販売につなげたい」と話しました。

各品目の部会長が生育概況や生産取り組みなどを説明(ナス)